注目銘柄ダイジェスト(前場):テクノホライゾ、京写、コロプラなど

市況
2019年6月24日 12時15分

ブランディングテクノロジー<7067>:4425円

公開価格(1740円)の約2.8倍となる4825円で初値を付けた。21日に上場したが、買い注文が殺到し、取引が成立していなかった。設立年月日は01年8月16日。事業内容はインターネットを利用した各種情報提供サービス、広告業及び広告代理店業、ホームページの企画立案・開発・管理など。20年3月期の営業利益予想は前期比21.7%増の1.80億円。ブランド事業やデジタルマーケティング事業が順調に伸びると見込む。

ワイヤレスG<9419>:550円(+26円)

大幅続伸。個人向けモバイルセキュリティーアプリケーションのAndroid版をリリースと発表し、先週後半にかけて強い動きが目立っていたが、本日は、子会社がチエル<3933>などと協力して、安全な通信環境でのタブレットパソコンの持ち帰りによる家庭学習を実現するための実証研究を実施と、先週末に発表したことが追加の買い材料とされているようだ。教育のICT化につながるものとして注目されているもよう。

かんぽ生命保険<7181>:1971円(-25円)

続落。既存契約を解約して顧客に不利な新契約へ乗り換えさせるなど、不適切な販売を高齢の契約者らに繰り返した疑いが浮上と一部で報じられている。金融庁も調査に乗り出したとされている。昨年11月分の新規契約を社内調査したところ、約21000件の契約乗り換えのうち、「外形的にみて顧客にとって乗り換えの経済合理性が乏しい」と判断した契約が約5800件あったもよう。信頼性低下による今後の契約動向への影響が警戒される形に。

パナソニック<6752>:880.4円(-5.6円)

反落。クレディ・スイス証券では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も1200円から1000円に引き下げている。事業構造転換に向けての意思決定は進行中であるが、車載事業の収益改善がしばらく見込みにくいこと、ソリューション型事業の拡大には時間がかかることなどから、当面業績の本格回復が見え難く、株価の回復にも時間がかかると考えているもようだ。

テクノホライゾ<6629>:501円(+59円)

急騰。FA関連機器の開発などを手掛ける連結子会社のタイテック(名古屋市)がエムディテクノス(愛媛県西条市)の全株式を取得したと発表している。エムディテクノスは、メカトロニクス技術を駆使した各種製造装置、画像処理技術を駆使した各種検査装置などを設計・製作するエンジニア集団。株式取得で技術を取り込む。

コロプラ<3668>:654円(-50円)

急落。従業員による不適切な取引が判明と発表している。役職者を含む従業員2名が関与し、セールスランキングの操作を目的に、自社費用850万円をもって自社ゲームタイトル「最果てのバベル」に課金することを取引先に依頼、6月13日に取引先が課金を実施した疑いが判明したようだ。直接的な業績への影響は軽微とみられるが、信頼性低下によるマイナスイメージの強まりなどが意識される形に。

京写<6837>:334円(+27円)

大幅に4日続伸。メキシコ子会社が現地に工場を設立し、新たな事業として実装搬送治具の製造販売を開始したと発表している。現地企業から事業譲渡で生産設備、人材および顧客を引き継いだ。メキシコには日系自動車メーカーが多数進出しており、現地生産でスピーディーな製品供給などが可能になるとしている。11日に直近高値(330円)を付けた後、株価が軟調に推移していたことも買いやすさにつながっているようだ。

リプロセル<4978>:219円(+6円)

大幅に反発。出資している合弁会社を通じ、インドの主要病院グループであるKamineni Life Sciences Pvt. Ltd.と合弁会社を設立すると発表している。合弁会社の名称はFox Chase Bioserve Pvt. Ltd.で、事業内容はインドでの生体試料バンクの開設および運営。リプロセル<4978>の連結子会社となる。Kamineni Life Sciencesとの合弁会社設立により、同病院グループからの生体試料へのアクセスを確立するとともに、生体バンク事業の早期立ち上げを目指す。

《ST》

提供:フィスコ

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