TOPIXボックス相場上放れの蓋然性、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2019年6月28日 11時22分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

6/28付の「DailyOutlook」では、TOPIXについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『5月9日以降、TOPIXは上値抵抗線1,565pt、下値支持線1,490ptに挟まれたボックス相場を続けている。ボックス相場では、株価が上値抵抗線を上放れると上昇が加速、下値支持線を下放れると下落が勢いを増すケースが多い。ボックス相場の上限で空売り、下限で買いを入れる向きが、レンジを抜けたことで損失覚悟の反対売買を行うためといわれる』と伝えています。

続けて、27日の東証1部予想PERは13.43倍(日経予想、15年からの平均15.65倍)であったことを挙げ、『東証1部実績PBRは1.14倍(同1.29倍)、東証1部予想配当利回りは2.54%(加重平均、同2.02%)。足元の株価はバリュエーションからみれば割安な水準といえよう』と分析しています。

さらに、『29日(土)開催予定の米中首脳会談の行方次第で、TOPIXはボックス相場の上下どちらかへ放れる可能性がある。割安と捉えられる株価バリュエーションを勘案すると、足元の株価は会談の芳しくない結果を相応に想定した水準と考えられる。余程、インパクトのあるネガティブな結果でなければ下放れしないだろう。一方、慎重な見方に傾いた株価は、ポジティブな結果となれば敏感に反応する可能性がある。上放れる蓋然性が高いだろう』とまとめています。

最後にレポートでは、『TOPIXの推移』をグラフにして紹介しています。詳しくは6/28付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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