本日注目すべき【好決算】銘柄 アダストリア、日本オラクル、ジャステック (28日大引け後 発表分)

注目
2019年7月1日 7時01分

6月28日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

アダストリア <2685>   ★3-5月期(1Q)経常は3.8倍増益で着地

◆20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の51.1億円に急拡大して着地。「グローバルワーク」など前期苦戦した基幹ブランドが回復したほか、「ニコアンド」なども総じて好調に推移し、国内事業が2ケタ増収を達成したことが寄与。値引き販売や広告宣伝費の減少に加え、トリニティアーツののれん償却がなくなったことも利益拡大に貢献した。

第1四半期実績だけで通期計画の100億円に対する進捗率は51.2%に達しており、業績上振れが期待される。

岡山製紙 <3892> [JQ]  ★前期経常を34%上方修正、配当も1円増額

◆19年5月期の経常利益(非連結)を従来予想の6億円→8億0400万円に34.0%上方修正。増益率が7.7倍→10倍に拡大する見通しとなった。段ボール需要が増加するなか、前期から実施してきた板紙製品の値上げが浸透し、採算が急改善したことが寄与。燃料費は高騰したものの、原料古紙価格が安定推移したことも上振れに貢献した。

業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の12円→13円(前の期は12円)に増額修正した。

ジャステック <9717>   ★上期経常は一転13%増益で上振れ着地

◆19年11月期上期(18年12月-19年5月)の経常利益(非連結)は前年同期比12.9%増の11.1億円に伸び、従来の11.0%減益予想から一転して増益で着地。企業のシステム投資需要が高まるなか、製造業や電力・運輸業、情報・通信向けの開発案件が増加し、11.2%の大幅増収を達成したことが寄与。原価率が改善したことも増益に貢献した。

日本オラクル <4716>   ★前期経常は11%増で8期連続最高益、配当は15円増配

◆19年5月期の経常利益(非連結)は前の期比11.3%増の622億円に伸び、8期連続で過去最高益を更新した。データ利活用や業務効率化ニーズが高まるなか、クラウド関連の大型案件を複数獲得するなど、クラウド&ライセンス部門が2ケタ増収を達成したことが寄与。

併せて、従来未定としていた前期の期末一括配当を136円実施(前の期は121円)する方針とした。なお、20年5月期の業績見通しと配当予想は開示しなかった。

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