「サブスクリプション」が19位にランクイン、トヨタが「KINTO ONE」全国展開開始で関心高まる<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「サブスクリプション」が19位にランクを上げている。
トヨタ自動車<7203>が1日、愛車サブスクリプションサービス「KINTO ONE」に関して、対象車種に「アクア」を加えたうえで全国サービスを開始したと発表しており、これをきっかけに同テーマへの関心が高まったようだ。
「KINTO ONE」は、アクアやプリウス、カローラスポーツ、アルファード、ヴェルファイア、クラウンなどの車種を月額料金4万2660円(税込)から利用できるサービス。頭金が不要なことに加え、車両代や任意保険、自動車税、登録諸費用、車両の定期メンテナンスがパッケージ化された月額定額サービスで、今年3月1日から東京地区でトライアルを実施していた。同社では、車種ラインアップは今後順次拡大し、20年年央までにほぼ全てのTOYOTAブランド車とLEXUSブランド車を追加する予定としている。
サブスクリプションサービスとは、一定の料金を払うことで、期間中に何度でもサービスが受けられる形態のこと。利用する側にとっては大規模な初期投資が不要でサービスの導入が容易になるほか、提供側のデータ分析により、自分に合ったサービスが受けられるというメリットがある。一方、提供する企業側にとっても定額の利用料による安定収入が見込め、その資金を投資に回すことができるほか、顧客との関係を直接構築できるので、購買履歴を確認し、マーケティングに活用できるなどのメリットがある。
シェアリングサービスの普及などで、消費者のモノに対する意識が「所有」から「利用」へとシフトしており、これに伴い急速に増え始めているのが、サブスクリプションサービスだ。今後もこの流れは続くとみられ、関連銘柄のビジネスチャンスも広がりそうだ。この日は、代表的銘柄であるビープラッツ<4381>が大幅高しているほか、デファクトスタンダード<3545>、マネーフォワード<3994>なども堅調な動きとなっている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)