<注目銘柄>=前田建、環境など時代の流れに寄り沿う取り組みに積極的
前田建設工業<1824>に注目したい。夏の選挙を前に景気対策のアナウンス効果が期待されることもプラス材料となる。
同社は総合建設準大手に位置付けられ、今年創業100周年を迎えた。BIMデータ連携により木造新生産システムを可能にするロボット加工機を開発し、太陽光など再生可能エネルギー発電事業や空想上の建造物を検証する「ファンタジー営業部」プロジェクトを手掛けるなどユニークな取り組みが多いのが特徴。20年3月期営業利益については、竣工間近な大型工事が減少していることもあり、前期比13.8%減の310億円を予想している。ただし、設計変更や追加工事の獲得により業績の上振れが期待される。
株価に関しては5月相場で大幅調整を余儀なくされたが、時価はPBR0.7倍台と割安水準にあり、見直し買いが期待できる。(レイ)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)