東京株式(大引け)=204円高、低調商いも半導体関連など軸に切り返す

市況
2019年7月23日 15時50分

23日の東京株式市場は朝方は売り買い交錯で始まったが、その後日経平均は急速に水準を切り上げる展開となった。半導体製造装置関連株などに買いが目立った。

大引けの日経平均株価は前営業日比204円09銭高の2万1620円88銭と反発。東証1部の売買高概算は9億1951万株、売買代金概算は1兆6553億3000万円。値上がり銘柄数は1640、対して値下がり銘柄数は422、変わらずは88銘柄だった。

きょうの東京市場は、4~6月期決算発表の本格化を前に、市場エネルギー不足のなかで方向感に乏しい展開を予想する向きが多かったが、意外にも上値指向の強い相場となった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が上昇し、特にゴールドマン・サックスの投資判断引き上げの動きを契機に半導体関連が買われたことで、東京市場もこれに追随する動きとなった。また取引時間中に、トランプ米大統領が中国通信機器最大手のファーウェイへの販売許可に同意したと伝わり、これを好感する形で電子部品株にも投資資金が流入した。このほか急速に上昇するバルチック海運指数を横目に海運株が業種別値上がり率トップに買われた。ただし、市場参加者は少ない。全体売買代金は前日に続く1兆6000億円台と閑散商いが継続している。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、東京エレクトロン<8035>やディスコ<6146>など半導体製造装置関連株が高い。ローツェ<6323>は値上がり率トップに買われた。村田製作所<6981>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>なども買いが優勢だった。また、前日急落したアサヒグループホールディングス<2502>が買い戻しされ反発、リクルートホールディングス<6098>も高い。ブレインパッド<3655>、タムラ製作所<6768>なども値を飛ばした。

半面、任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>が冴えず、ダイキン工業<6367>も軟調。ここ大きく水準を切り上げていた三桜工業<6584>は利食われて値下り率トップ。オービックビジネスコンサルタント<4733>、enish<3667>も安い。SANKYO<6417>、レオパレス21<8848>、ソラスト<6197>なども値を下げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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