日立金が4日続落、第1四半期最終利益81%減 グループ再編思惑で下げ幅が限定的
日立金属<5486>が4日続落。同社は高級金属製品や磁性材料等で世界高シェアを誇る。16年3月期から営業減益が続いているおり、足もとでは特殊鋼のほか、エレクトロニクス・半導体関連市場の減退や各種製造装置・工作機械の需要不振など外部環境も厳しい。前週末26日取引終了後、20年3月期第1四半期(4~6月)の決算を発表。売上高が前年同期比9.9%減の2339億5300万円、最終利益が同81.0%減の32億4200万円だった。同社の通期計画に対する最終利益の進捗率は11.3%に留まっていることがネガティブ。ただ、日立グループの再編が行われているなか、同社には売却・再編の可能性もあることから強弱感が対立し、株価の下げ幅が限定的。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
最終更新日:2019年07月29日 14時37分