<注目銘柄>=TKP、上位グレード会議室好調
ティーケーピー<3479>は6月11日に付けた年初来高値5920円更新が期待できる。
7月16日に発表した第1四半期(3~5月)連結決算は、営業利益が20億8700万円(前年同期比18.2%増)と2ケタ増益となった。積極的な出店で、上位グレードである「ガーデンシティPREMIUM」「ガーデンシティ」の利用が増加。また、インバウンド旅行客や宿泊型研修の増加を背景に、運営するビジネスホテルや宿泊研修ホテルの需要も大きく伸長した。ただ、レンタルオフィス国内大手の日本リージャスホールディングス(東京都新宿区)子会社化に伴う一過性費用などで、最終利益は4億900万円(同58.7%減)だった。
20年2月期通期予想で営業利益64億4600万円(前期比50.3%増)を見込むが、貸会議室の高付加価値化による単価の上昇や、仕入れ・開発の進捗による運営規模の拡大により、計画達成は十分可能。更に同社では22年2月期を最終年度とする中期計画で営業利益113億円を計画しているが、日本リージャスHDとの共同開発や、顧客の相互紹介、窓口の一本化などによるシナジーが見込まれ、こちらも達成確度は高く、中期成長への期待も高い。(仁)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)