話題株ピックアップ【昼刊】:ZOZO、ソニー、アンリツ

注目
2019年7月31日 11時40分

■セゾン情報システムズ <9640>  2,080円  +250 円 (+13.7%)  11:30現在

セゾン情報システムズ <9640> [JQ]が急騰。30日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比48.1%増の7.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。データ連携プラットフォームを中心としたパッケージソフトのライセンス販売が大幅に増加したうえ、クラウド型の定額サービスやサポートサービスも伸びたことが収益を押し上げた。上期計画の9.5億円に対する進捗率は79.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■セプテニHD <4293>  387円  +40 円 (+11.5%)  11:30現在

セプテーニ・ホールディングス<4293>が商いを伴い急反騰。同社はネット広告代理店事業を展開している。30日取引終了後、19年9月期当期損益を従来予想の13億円黒字から7億3400万円の赤字へ下方修正した。主因は第3四半期決算において、16年に取得した子会社のライオン デジタル グローバルについて、のれん及び事業用資産の減損損失として合計18億円1200万円を計上したことによる。営業赤字が続いていた同子会社の処理をしたことは悪材料が出尽くしたとポジティブに受け止められている。更に、未定だった19年9月期配当について、2円(前期も2円)とすることも買い材料となった。

■MARUWA <5344>  6,680円  +680 円 (+11.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

30日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2%減益も対上期進捗は過去平均を超過」が好感された。

MARUWA <5344> が7月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.1%減の22億円となり、4-9月期(上期)計画の34.5億円に対する進捗率は63.9%に達し、5年平均の43.4%も上回った。

⇒⇒MARUWAの詳しい業績推移表を見る

■ZOZO <3092>  2,064円  +206 円 (+11.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位

ZOZO <3092> が高い。30日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比30.0%増の76.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。衣料通販サイト「ZOZOTOWN」の商品取扱高が前年同期比11.7%増加し、手数料収入が伸びたことが寄与。採寸用「ZOZOSUIT」の配布数減少に伴う広告宣伝費率や運搬費率の低下に加え、人件費の抑制も大幅増益に貢献した。

■フタバ産業 <7241>  756円  +65 円 (+9.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位

フタバ産業<7241>が続急騰、4月23日につけた年初来高値741円を一気に上抜き新高値に買われた。トヨタグループを主要顧客とする自動車用マフラーのトップメーカーで、足もとの業績は会社側の想定を上回る形で好調に推移している。同社は30日取引終了後20年3月期の利益予想の修正を発表、営業利益は従来予想の85億円から95億円(前年同期比39.8%増)に大幅増額した。これがポジティブサプライズとなり、投資資金の流入を誘う格好となった。

■M&Aキャピ <6080>  7,110円  +590 円 (+9.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位

M&Aキャピタルパートナーズ <6080> が急反発。30日大引け後に発表した19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結経常利益が前年同期比72.5%増の47.2億円に拡大して着地したことが買い材料視された。豊富な在庫を背景に単体のM&A成約件数が伸びたうえ、大型案件の増加も寄与し、55.7%の大幅増収を達成した。通期計画の51.8億円に対する進捗率は91.0%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■日本瓦斯 <8174>  3,110円  +258 円 (+9.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位

30日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は93%増益・上期計画を超過」が好感された。

日本瓦斯 <8174> が7月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比93.4%増の30.6億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の14億円に対する進捗率が218.9%とすでに上回り、さらに5年平均の129.7%も超えた。

⇒⇒日本瓦斯の詳しい業績推移表を見る

■ニューフレア <6256>  7,720円  +570 円 (+8.0%)  11:30現在

30日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は赤字縮小で着地」が好感された。

ニューフレアテクノロジー <6256> [JQ] が7月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は0.4億円の赤字(前年同期は18.3億円の赤字)に赤字幅が縮小した。

⇒⇒ニューフレアの詳しい業績推移表を見る

■リョーサン <8140>  2,770円  +200 円 (+7.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位

30日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は49%増益で着地」が好感された。

リョーサン <8140> が7月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比48.9%増の9.1億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の14億円に対する進捗率は65.5%に達し、5年平均の47.5%も上回った。

⇒⇒リョーサンの詳しい業績推移表を見る

■日本M&Aセンター <2127>  2,901円  +156 円 (+5.7%)  11:30現在

日本M&Aセンター<2127>が急反発。中小企業を対象にM&Aの仲介ビジネスを展開、経営者の高齢化と後継者不足を背景に高水準の案件を確保、収益に反映させている。同社が30日取引終了後に発表した19年4~6月期決算は営業利益が前年同期比51%増の38億9600万円と大幅な伸びをみせており、これを好感する形で買いを呼び込んでいる。

■ソニー <6758>  6,166円  +307 円 (+5.2%)  11:30現在

ソニー<6758>が急反発し年初来高値を更新している。30日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高及び営業収入1兆9257億円(前年同期比1.4%減)、営業利益2309億2500万円(同18.4%増)、純利益1521億2200万円(同32.8%減)と2ケタ営業増益だったことが好感されている。テレビやスマートフォン、デジタルカメラの販売台数が減少したエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション分野が落ち込んだほか、前年同期に自社制作ゲームソフトウェアの売上貢献が大きかったゲーム&ネットワークサービス分野も苦戦し売上高及び営業収入は減収となったが、イメージング&センシング・ソリューション事業でモバイル機器向けイメージセンサーが売り上げを大きく伸ばしたことや、前年同期に音楽事業でEMIの持ち分法による投資損失の計上があった反動などが営業利益を押し上げた。20年3月期通期業績予想は、ゲーム&ネットワークサービス分野及びエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション分野の売上高の見通しを下方修正し、売上高を従来予想の8兆8000億円から8兆6000億円(前期比0.8%減)へ下方修正したが、営業利益8100億円(同9.4%減)、純利益5000億円(同45.4%減)は従来見通しを据え置いている。なお、第2四半期以降の前提為替レートは1ドル=108円前後(従来110円前後)、1ユーロ=123円前後(同125円前後)としている。

■メディシノバ・インク <4875>  1,036円  +43 円 (+4.3%)  11:30現在

メディシノバ<4875>は4日ぶりに反発している。この日の寄り前に、国立循環器病研究センターと共同研究契約書を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回開始する共同研究は、同社が繊維症疾患治療薬として開発中のMN-001について、脂質代謝やメタボリックシンドロームなどの疾患に及ぼす作用についての包括的な研究を同センターの脂肪代謝研究グループと共同で行うというもの。MN-001の潜在的価値を高める可能性につながると期待されている。なお、同件19年12月期業績へ与える影響は軽微としている。

■アンリツ <6754>  2,021円  +78 円 (+4.0%)  11:30現在

アンリツ <6754> が大幅高。30日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比44.5%増の25.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。モバイル市場で5Gチップセットや携帯端末の開発需要が拡大し、主力の計測器などの販売が伸びたことが寄与。通期計画の100億円に対する進捗率は25.3%に達し、5年平均の14.5%も上回った。

■プロトコーポレーション <4298>  1,116円  +42 円 (+3.9%)  11:30現在

プロトコーポレーション<4298>は切り返し年初来高値を更新。午前10時30分ごろ、20年3月期の連結業績予想について、最終利益を32億7400万円から45億1200万円(前期比42.8%増)へ上方修正したことが好感されている。東京本社の移転に伴い、第2四半期に固定資産譲渡に伴う特別利益(約18億円)の計上を見込んでいることが要因という。なお、売上高624億3100万円(同0.3%増)、営業利益49億1600万円(同7.7%増)は、従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高146憶99800万円(前年同期比7.1%減)、営業利益14億4800万円(同14.6%増)、純利益10億3500万円(同13.2%増)だった。物品販売の減少などで減収となったが、グーシリーズにおけるコスト構造の見直しや連結子会社における不採算事業の廃止などが寄与し増益となった。

■アルプスアルパイン <6770>  2,007円  +71 円 (+3.7%)  11:30現在

アップル関連株が高い。前日に決算を発表したアルプスアルパイン<6770>が大幅高となっているほか、村田製作所<6981>がしっかり。日本航空電子工業<6807>やTDK<6762>も値を上げ、フォスター電機<6794>も大幅高。米アップルが日本時間の31日早朝に発表した19年7~9月期の売上高見通しは610億~640億ドルとアナリスト予想(約610億ドル)を上回った。4~6月期の実績も1株当たり利益2.18ドルと予想(2.1ドル)を超過した。4~6月期はiPhoneの売り上げは減少したが、サービス事業などの売り上げは好調だった。中華圏の業績が改善した。予想を上回る決算を受け、アップルの株価は時間外取引で上昇。これを受け、東京市場でもアップル関連株が買い先行となっている。

■明豊ファシリ <1717>  514円  +80 円 (+18.4%) ストップ高   11:30現在

明豊ファシリティワークス <1717> [東証2]がストップ高。30日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の2.4億円→4億円に60.6%上方修正。従来の13.5%減益予想から一転して38.9%増益を見込み、一気に11期ぶりに上期最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。認知度向上などを背景に、建設工事の発注者を支援するコンストラクション・マネジメントの受注が想定より伸びることが収益を押し上げる。なお、通期の経常利益は従来予想の7.9億円(前期は7.8億円)を据え置いた。

■APAMAN <8889>  978円  +150 円 (+18.1%) ストップ高   11:30現在

APAMAN <8889> [JQ] がストップ高に買われ、年初来高値を更新した。30日大引け後に発表した19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結経常利益が前年同期比81.2%増の14.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。シェアリングエコノミー部門の営業損益が前年同期の2.5億円の赤字から2.1億円の黒字に転換したことが寄与。コワーキングスペースの会員数が大きく伸びたほか、コインパーキングの台数や民泊の室数なども増えた。また、クラウドテクノロジー部門の収益拡大も大幅増益に貢献した。通期計画の14億円をすでに6.3%上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄

APAMAN <8889>  978円  +150 円 (+18.1%) ストップ高   11:30現在

など、2銘柄

●ストップ安銘柄

インパクト <6067>  3,140円  -700 円 (-18.2%) ストップ安売り気配   11:30現在

以上、1銘柄

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