三和HDは後場急浮上、第1四半期大幅増益と自社株買い発表を好感
三和ホールディングス<5929>は後場プラス圏に急浮上。前引け後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高823億8500万円(前年同期比7.5%増)、営業利益6億9600万円(前年同期1100万円)、純利益2億8000万円(同1億3400万円の赤字)と大幅営業増益となったことが好感されている。
工場向け重量シャッターや、事務所向けビル・マンションドアが好調に推移したほか、間仕切も回復した。また、防火設備の検査報告制度が6月から本格稼働となったメンテ・サービス事業も伸長した。
なお、20年3月期通期業績予想は、売上高4250億円(前期比3.7%増)、営業利益340億円(同7.6%増)、純利益220億円(同5.2%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に、600万株(発行済み株数の2.67%)、または50億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は8月1日から11月29日までで、株主還元の充実を図るのが目的としている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)