大同工業---1Qは売上高が114.26億円、受注好調も売上高は前年同期を下回る
大同工業<6373>は7月31日、2020年3月期第1四半期(19年4-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比3.9%減の114.26億円、営業利益は同72.0%減の1.10億円、経常利益は同47.6%減の1.85億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同94.0%減の0.09億円だった。
国内は、環境搬送関連設備の受注が好調であったものの、鉄鋼・電力関連向けの搬送関連設備の受注が低調であったことや、四輪車用チェーンにおいて、自社製品採用車種のモデルチェンジの影響等により受注が低調に推移したことに加え、二輪車用チェーン・リム等においても、国内完成車メーカーの在庫調整の影響等により受注が低調に推移したことから、売上高は前年同期を下回った。アジアは、インドネシアにおいて完成車メーカー向けの二輪車用チェーンの受注が好調に推移するとともに、タイにおいて中東向けの搬送関連設備の受注が好調であったことから、売上高は前年同期を上回った。北米は、産業機械用チェーンの受注が内需拡大を背景に堅調に推移するとともに、二輪車用チェーンにおいても販売先の新規開拓等により受注が好調に推移したことから、売上高は前年同期を上回った。南米は、二輪車用チェーンにおいて、補修市場向けの受注が低調に推移したことから、売上高は前年同期を下回った。欧州は、二輪車用リムにおいて完成車メーカー向けの受注が好調に推移したことから、売上高は前年同期を上回った。
2020年3月期通期については、売上高が前期比3.1%増の490.00億円、営業利益が同45.8%増の21.00億円、経常利益が同55.0%増の25.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同89.4%増の16.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ