八洲電機---1Q高付加価値案件の増加により、営業利益51.2%増

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2019年8月5日 9時34分

八洲電機<3153>は7月30日、2020年3月期第1四半期(19年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.2%減の135.28億円、営業利益が同51.2%増の1.64億円、経常利益が同21.3%増の2.05億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年度に特別利益(固定資産売却益)が2.56億円計上されていたため、同56.0%減の1.18億円となった。

プラント事業の売上高は前年同期比12.4%減の29.64億円、営業利益は同41.4%減の0.62億円となった。鉄鋼分野では、一部の大型案件に工期の見直しがあり、売上時期が変更となったため、売上高は低調に推移した。石油・化学プラント・非鉄分野では、石油・化学プラント関連の保全工事が順調に進捗し、売上高は堅調に推移した。

産業・交通事業の売上高は前年同期比1.8%増の88.17億円、営業利益は同23.0%増の4.66億円となった。産業機器分野では、設備機械関連のセットメーカーからの注文製品の受注及び都市部を中心とした再開発案件の継続により、売上高は好調に推移した。一般産業分野では、製造業向け電源設備工事やセキュリティー設備工事等が予定通り進捗し、売上高は堅調に推移した。空調設備分野では、設備投資、老朽化更新需要による空調機器の販売や空調設備工事等が順調に進捗し、売上高は堅調に推移した。交通分野では、列車運行システム関連の大型工事が計上され、売上高は好調に推移した。

電子デバイス・コンポーネント事業の売上高は前年同期比6.0%増の17.45億円、営業利益は同53.7%増の0.62億円となった。産業機器分野では、需要低迷と慎重な生産計画を背景に多くの分野で前年割れが続く中、省力化関連投資案件と顧客潜在需要の発掘に注力し、売上高は堅調に推移した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.0%増の740.00億円、営業利益が同2.2%増の24.00億円、経常利益が同3.0%増の26.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.4%減の17.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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