6日の株式相場見通し=米中摩擦懸念で大幅続落、円高や人民元安も警戒
6日の東京株式市場は、リスク回避の売りが集中し、日経平均株価は大幅続落の展開を余儀なくされそうだ。米中間の貿易交渉が暗礁に乗り上げており、前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が暴落、東京市場でもこれに追随して広範囲の銘柄の投げを誘発する可能性がある。外国為替市場で1ドル=105円台半ばまで円高が進行していることも逆風材料。人民元安についても中国政府が容認しているとの見方が広がり、米中対立が一層先鋭化しているとの見方から、押し目買いも入りにくい環境にある。ただ、日経平均は8月に入ってから前日ザラ場時点で既に1000円強の下げをみせており、ここから大きく下値を探る場面では、突っ込み警戒感から空売りの買い戻しを誘導し、下げ渋る可能性もある。
5日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比767ドル27セント安の2万5717ドル74セントと続急落。ナスダック総合株価指数も、同278.033ポイント安の7726.040と大幅に下げた。
日程面では、きょうは6月の家計調査、6月の景気動向指数が開示される。7月の輸入車販売、7月の車名別新車販売なども発表される見通し。海外では豪州準備銀行理事会、6月の豪貿易収支などが注目される。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)