ソフト99コーポレーション---1Qは売上高が61.99億円、ポーラスマテリアル事業が好調に推移
ソフト99コーポレーション<4464>は2日、2020 年3月期第1四半期(19年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.2%減の61.99億円、営業利益が同11.3%減の6.41億円、経常利益が同11.8%減の6.92億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同8.4%減の4.82億円となった。
ファインケミカル事業の売上高は前年同期比1.1%減の31.22億円、営業利益は同12.5%減の3.65億円となった。主力である国内カー用品においてボディケアは新製品の販売好調を受けて伸長したものの、西日本を中心に梅雨入りが遅れ、撥水剤を中心に販売が落ち込んだ。その他、利益率の高い業務用製品の販売苦戦や、利益率の低い海外での製品販売伸長に伴うセールスミックスの変化もあり、減収減益となった。
ポーラスマテリアル事業の売上高は前年同期比0.9%増の14.69億円、営業利益は同3.6%増の2.00億円となった。 産業資材部門において、半導体製造用製品関連で好調を維持していた大手ユーザーが調整局面に入り需要が減少したことで、前期を下回った。一方、生活資材部門においては、自動車用製品や家庭用スポンジ、吸水セームの需要が好調で、さらに生産体制が整い供給が安定したことも後押しし、前期を上回った。その結果、産業資材部門の落ち込みを生活資材部門がカバーし増収増益となった。
サービス事業の売上高は前年同期比4.2%減の12.58億円、営業利益は同65.1%減の0.20億円となった。 自動車整備・鈑金事業において、今期の車両入庫数が通常ペースであったために、減収減益となった。一方、自動車教習事業では、自動車教習の入所者が堅調に推移したことに加え、高齢者教習も好調に推移したが、自動車整備・鈑金事業の減益をカバーしきれず、全体では減収減益となった。
不動産関連事業の売上高は前年同期比0.3%減の3.49億円、営業利益は同2.6%増の0.53億円となった。不動産賃貸事業では、保有物件において安定した稼働率を保ったことで増収増益となった。 一方、温浴事業では、競合店の新規出店の影響を受け減収減益となり、その結果、サービス全体では減収増益となった。
2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.8%増の250.00億円、営業利益が同0.7%減の25.00億円、経常利益が同2.4%減の26.20億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.2%減の18.20億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ