8日の株式相場見通し=自律反発狙いの買い優勢だが上値も重いか
8日の東京株式市場は、売り買い交錯も買い優勢の展開を想定。前日までの下げの反動で日経平均株価は反発に転じそうだが上値は重い可能性がある。米国株市場は相変わらず波乱含みの動きだが、NYダウは一時大幅安に売られた後切り返して小幅マイナス圏で着地しており、東京市場でも売り圧力の一巡から戻りを試す流れとなりやすい。ただ、引き続き米中摩擦問題に対する警戒感は拭えず、米長期金利が急低下基調にあることで、為替の動向を絡め東京市場は神経質な地合いを余儀なくされそうだ。
ただ、足もと人民元安については中国が意図的に誘導しているとの見方が後退したが、米中摩擦問題が改善の方向に向かったわけではなく、不安定な環境にあることに変わりはない。外国為替市場の動向やアジア株市場の動きなどを横目に神経質な展開が続く可能性がある。
7日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比22ドル45セント安の2万6007ドル07セントと小反落。ナスダック総合株価指数は、同29.561ポイント高の7862.826と続伸した。
日程面では、きょうは7月の景気ウォッチャー調査が開示される。海外では7月の中国貿易収支、6月の米卸売在庫・売上高などの発表がある。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
最終更新日:2019年08月08日 08時08分