天昇電気工業---1Qは営業利益が13.4%増、日本成形関連事業の自動車部品が好調に推移
天昇電気工業<6776>は7日、2020年3月期第1四半期(19年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比24.0%増の44.43億円、営業利益が同13.4%増の2.46億円、経常利益が同11.0%減の2.09億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同41.0%増の1.37億円となった。
日本成形関連事業の売上高は前年同期比12.9%増の39.01億円、セグメント利益は前年度より新型自動車の量産を開始し減価償却費等の経費が先行したこともあり、同0.1%減の1.63億円となった。自動車部品は、前年に引き続き好調に推移した。
中国成形関連事業の売上高は前年同期比49.1%増の0.75億円、セグメント損失は0.00億円(前年同期は0.04億円の損失)となった。中国国内では、物流産業資材及び機構品部品の販売拡大に努めた。
アメリカ成形関連事業の売上高は3.91億円、セグメント利益は0.28億円となった。アメリカ企業を中心に受注拡大に向け営業活動に注力した結果、テレビ部品、玩具、家具等に加え、医療機器関連の部品受注も好調に推移した。
不動産関連事業の売上高は前年同期比0.00%増の0.75億円、セグメント利益は同4.8%減の0.56億円となった。相模原市、伊賀市、伊那市の賃貸建物及び二本松市所在の土地から構成されている。
2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.0%増の178.00億円、営業利益が同5.4%増の10.00億円、経常利益が同1.7%減の9.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.9%増の6.30億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ