話題株ピックアップ【夕刊】(1):豆蔵HD、ファイバーG、IBJ

注目
2019年8月13日 15時17分

■豆蔵ホールディングス <3756>  1,767円  +297 円 (+20.2%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

豆蔵ホールディングス <3756> が急反騰。9日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.2倍の6.7億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。企業の旺盛なIT投資需要が続くなか、ビジネスUIプラットフォーム「Biz/Browser」の大型案件を獲得したことが寄与。1月にメガチップス <6875> から買収したシステム事業の業績上積みなども収益を押し上げた。上期計画の10.4億円に対する進捗率は64.5%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ファイバーゲート <9450>  3,365円  +502 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率5位

ファイバーゲート <9450> がストップ高。9日大引け後に発表した19年6月期の連結経常利益は前の期比73.7%増の8.8億円に拡大して着地。続く20年6月期も前期比19.6%増の10.6億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はフリーWi-Fi契約数、レジデンスWi-Fi契約戸数の増加基調が継続し、26.9%の大幅増収を見込む。併せて、8月31日現在の株主を対象に、1→2の株式分割を実施すると発表。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも向かった。

■IBJ <6071>  984円  +123 円 (+14.3%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率7位

IBJ <6071> が急騰。9日大引け後に発表した19年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比68.6%増の11億円に拡大し、従来予想の7.7億円を上回って着地したことが買い材料視された。結婚相談所の加盟店が増加し加盟金収入が伸びたほか、大型連休などを追い風に婚活パーティーの参加者が増えた。業績上振れは婚活会員数の伸長や経費削減の進展が背景となった。通期計画の18.4億円に対する進捗率は59.8%に達し、5年平均の46.0%も上回った。

■学研ホールディングス <9470>  5,460円  +680 円 (+14.2%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率8位

9日に決算を発表。「10-6月期(3Q累計)経常が21%増益で着地・4-6月期は黒字浮上」が好感された。

学研ホールディングス <9470> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結経常利益は前年同期比21.1%増の37億円に伸び、通期計画の44億円に対する進捗率は84.1%に達し、5年平均の77.8%も上回った。

⇒⇒学研ホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■Kudan <4425>  10,130円  +1,130 円 (+12.6%)  本日終値

Kudan<4425>が急反発し一時、前週末比1480円(16.4%)高の1万480円に買われた。前週末9日の取引終了後、日本ユニシス<8056>と先進人工知覚技術の「ビジネス・スケーリング・パートナー」として協業を開始したと発表しており、これが好感された。今回の協業は、空間・物体認識ソフトウェア技術SLAM(自己位置推定と環境地図作成)やLiDAR(光検出と測距)などを用いたMaaS/自動運転や空間制御などに向けたサービスやソリューション創出の加速を図るのが狙い。「人工知覚技術」のパイオニアであるKudanと日本ユニシスが連携することで、日本ユニシスのMaaSやIoTを中心とした取り組みを加速させ、迅速なサービス開発・提供を実現するとしている。またKudanは、シーオス(東京都渋谷区)に対して出資を完了したと発表しており、これも好材料視されている。シーオスは、幅広い業界に対してIoT、AI、ロボット等の活用によるロジスティクスのデジタル化を提供しており、今回の出資により、倉庫の完全自動化・無人化ソリューションの共同開発を行うのが狙いとしている。同時に発表した第1四半期(4~6月)連結決算は、売上高1億8200万円、営業利益9500万円、純利益9000万円だった。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高6億5000万円(前期比72.8%増)、営業利益2億1300万円(同73.8%増)、純利益2億1300万円(同2.1倍)の従来見通しを据え置いている。

■サンドラッグ <9989>  3,215円  +352 円 (+12.3%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

サンドラッグ<9989>が急反発。9日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高1524億1200万円(前年同期比4.7%増)、営業利益95億5000万円(同7.6%増)、純利益65億4300万円(同6.7%増)と増収増益となったことが好感された。ドラッグストア事業で6店舗を新規出店し2店舗のスクラップ&ビルドと26店舗の改装を実施したことが寄与。また、ディスカウントストア事業が、医薬品や食品などの販売強化や積極的な店舗改装などで売り上げが好調に推移したことも寄与した。20年3月期通期業績予想は、売上高6164億円(前期比4.8%増)、営業利益367億円(同4.2%増)、純利益250億円(同4.5%増)の従来見通しを据え置いている。

■ハーバー研究所 <4925>  8,740円  +810 円 (+10.2%)  本日終値

ハーバー研究所 <4925> [JQ] が続急騰。9日大引け後に発表した20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比50.9%増の6.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力の基礎化粧品、メイクアップ化粧品、トイレタリーの売上高は前年同期を下回ったものの、栄養補助食品・雑貨等は前年同期比1.5倍に膨らみ、化粧品の落ち込みを吸収した。広告宣伝・販売促進費が大きく減少したことも大幅増益の要因となった。

■トーカイ <9729>  2,187円  +178 円 (+8.9%)  本日終値

トーカイ<9729>が大幅高で7日ぶりに反発。9日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高299億1500万円(前年同期比4.4%増)、営業利益17億7300万円(同12.5%増)、純利益12億3800万円(同16.0%増)と2ケタ営業増益となったことが好感された。病院関連事業及びシルバー事業でレンタル売り上げが堅調に推移したことに加えて、調剤サービスで、前期以降に出店した新店の効果や処方箋単価の上昇が寄与した。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高1205億5200万円(前期比3.6%増)、営業利益74億9800万円(同2.6%増)、純利益50億9600万円(同1.4%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、60万株(発行済み株数の1.67%)、または10億円を上限とする自社株買いを発表しており、これも好材料視されたようだ。取得期間は8月13日から来年3月11日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び株主への利益還元を目的としているという。

■関東電化工業 <4047>  677円  +54 円 (+8.7%)  本日終値

関東電化工業<4047>が急反発。前週末9日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を258億円から269億円(前年同期比1.9%増)へ、営業利益を22億円から33億円(同33.5%減)へ、純利益を14億5000万円から22億円(同39.8%減)へ上方修正したことが好感された。精密化学品事業部門の電池材料が堅調に推移したことに加えて、設備事業が計画を上回っていることが要因。また、原材料単価や製造固定費が想定を下回ることも寄与するとしている。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高は543億円から533億円(前期比3.4%減)へ下方修正したが、営業利益56億円(同40.7%減)、純利益39億5000万円(同39.7%減)の従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高132億1200万円(前年同期比0.1%減)、営業利益19億3800万円(同27.5%減)、純利益12億5800万円(同36.2%減)だった。

■ブイ・テクノロジー <7717>  5,050円  +385 円 (+8.3%)  本日終値

9日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は30%増益で着地」が好感された。

ブイ・テクノロジー <7717> が8月9日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比29.7%増の36.7億円に伸び、通期計画の128億円に対する進捗率は28.6%に達し、5年平均の14.3%も上回った。

⇒⇒ブイ・テクノロジーの詳しい業績推移表を見る

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