東京株式(前引け)=米株高受け反発も買い一巡後伸び悩む
14日前引けの日経平均株価は前営業日比129円46銭高の2万584円90銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は5億1743万株、売買代金概算は9131億8000万円。値上がり銘柄数は1461、対して値下がり銘柄数は607、変わらずは79銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が急反発したことを受けてリスク選好の動きが強まった。トランプ米政権が中国に対する追加関税第4弾について一部品目の発動先送りを発表、これが行き過ぎた米中摩擦懸念を後退させた。ただ、朝方に日経平均は240円あまり上昇し2万700円台目前まで買われたものの、その後は上値が重くなり徐々に上げ幅を縮小した。取引時間中に外国為替市場でドルが買い戻され、1ドル=106円台前半まで円高方向に押し戻されたことが、主力株中心に買いの勢いを弱める背景となった。前場の売買代金は1兆円を下回った。
個別では任天堂<7974>が売買代金トップで大幅高、ソフトバンクグループ<9984>も久々の反発となった。東京エレクトロン<8035>、太陽誘電<6976>が上昇し、ファナック<6954>、SMC<6273>も堅調。イーレックス<9517>、日本工営<1954>が値を飛ばし、ネットマーケティング<6175>も商い活況のなか大幅高。半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316>が冴えず、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>も軟調。やまみ<2820>がストップ安に売られ、ダブル・スコープ<6619>も急落。アイビーシー<3920>、ハウスドゥ<3457>も大幅安となった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)