10万円以下で買える、4-6月期増益増収&低PBR「お宝候補」14社 【2部・新興】編 <割安株特集>
上場企業の売買単位100株統一や株式分割実施などで、株式の購入に必要な最低投資金額(株価×売買単位)は低下傾向にある。東証2部・新興市場企業では779社が最低投資金額10万円以下で購入できる。また、ネット証券の多くでは約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、手数料を気にせずに売買が可能となっている。
最低投資金額が10万円以下の銘柄は小額資金で購入ができるほか、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入したり、買付や売却の時期を分散投資できるメリットがある。今回は、19年4-6月期(第1四半期)の経常利益が前年同期比で10%以上増益、売上高も前年同期比5%以上増収、かつ理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る割安感の強い銘柄に注目してみた。
下表は東証2部、ジャスダック上場銘柄(金融を除く)、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)4-6月期に経常利益が前年同期比10%以上増益かつ売上高が同5%以上増収、(3)実績PBRが1倍以下――を条件に投資妙味が高まる割安な“お宝候補”14社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは16日現在)
なお、16日(金)に配信した「10万円以下で買える、4-6月期増益増収&低PBR『お宝候補』【東証1部】編」も併せてご覧ください。
最低投資 ┌ 経常利益 ┐ ┌─売上高─┐ 実績
コード 銘柄名 市場 金額 増益率 4-6月期 増収率 4-6月期 PBR
<9478> SEHI JQ 18700 105 131 15.5 1398 0.90
<1443> 技研HD 東2 23100 186 337 11.5 2450 0.49
<7863> 平賀 JQ 38500 1533 98 22.6 2186 0.53
<7953> 菊水化 東2 39300 305 150 9.9 5272 0.54
<5386> 鶴弥 東2 40800 41.2 96 5.2 2125 0.28
<2754> 東葛HD JQ 41000 13.3 102 10.7 1901 0.47
<5697> サンユウ 東2 43000 21.3 222 15.8 5369 0.32
<4364> マナック 東2 50200 362 97 7.2 2152 0.45
<1960> サンテック 東2 66200 210 96 11.9 9866 0.39
<6382> トリニ工 東2 68100 169 630 7.8 7804 0.49
<7486> サンリン JQ 71100 64.9 376 9.7 6296 0.53
<1828> 田辺工業 東2 74500 17.2 252 6.6 7386 0.55
<1965> テクノ菱和 東2 78800 296 495 11.1 13421 0.48
<3435> サンコテクノ 東2 95800 10.3 215 11.2 3948 0.65
※単位は最低投資金額が円、経常利益・売上高が百万円、増益率・増収率が%、PBRが倍。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。
株探ニュース