デリカフーズホールディングス---1Q売上が順調に伸張し、増収・2ケタ増益
デリカフーズホールディングス<3392>は13日、2020年3月期第1四半期(19年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.7%増の99.30億円、営業利益が同17.1%増の2.07億円、経常利益が同11.9%増の2.23億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同28.1%増の1.38億円となった。
同社グループは、営業部門を強化し、メニュー提案・産地提案等の営業活動に注力した。加えて、物流子会社エフエスロジスティックス株式会社の基幹物流を中心とした流通インフラや埼玉FSセンター・中京FSセンターの青果物の低温貯蔵機能等を顧客から高い評価を受けたこと、人手不足の深刻化に伴いカット野菜・真空加熱野菜の需要が増加したこと等により、新規顧客の獲得及び既存取引の深耕が順調に進展し、増収となった。利益については、デリカフーズ株式会社愛知事業所のカット野菜工場改修に伴う消耗品費等の立ち上げ費用の発生及び減価償却費の増加に加え、人手不足・最低賃金上昇に伴う労働コストの上昇等があったが、売上が順調に伸張したこと、野菜の調達価格及び品質が安定していたこと及び野菜入荷時の検品や在庫管理を強化したこと等により、増益となった。
2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.9%増の410.00億円、営業利益が同33.4%増の9.15億円、経常利益が同31.4%増の10.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同36.0%増の6.25億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ