話題株ピックアップ【夕刊】(2):ACCESS、コナミHD、三菱UFJ

注目
2019年8月19日 15時20分

■ACCESS <4813>  793円  +12 円 (+1.5%)  本日終値

ACCESS<4813>が3日ぶりに反発。この日、「ACCESS Twine for Car(Twine4Car)」を介してドイツの自動車業界向けにテレビ向けコンテンツを配信することで、米メディア企業のバイアコム・インターナショナル・メディア・ネットワークス社(ニューヨーク)と業務提携したと発表しており、これを好感した買いが入った。この提携に基づき、ACCESSは「MTV」、コメディ中心の「コメディ・セントラル」、幼児・児童向け「ニコロデオン」などバイアコム社が保有するドイツ語版テレビ向けリニア・チャンネル(放送波と同時にコンテンツをIP配信するチャンネル)の版権を取得。ドイツの自動車メーカーにより開発される車載向けにリニア配信するとしている。

■コナミホールディングス <9766>  4,510円  +65 円 (+1.5%)  本日終値

コナミホールディングス<9766>が続伸。きょう付の日本経済新聞朝刊で、「コナミスポーツは8月下旬から小中学校向けにプール授業の受託事業を始める」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、高度経済成長期に造られた学校プールの老朽化が課題になっているほか、水難事故防止に向けたリスク管理からも需要は大きいと判断したという。プールがある約120カ所のスポーツクラブを利用するほか、スイミングスクールを担当するコーチが指導するとしており、業績への貢献が期待されている。

■三菱UFJ <8306>  505.3円  +6.5 円 (+1.3%)  本日終値

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が3日ぶり反発。ここ最近は米長期金利の急低下を嫌気する形で下値模索の動きを続けていた。米債券市場では、10年債利回りが2年債利回りを下回る逆イールドが発生するなど、先行き景気に対する懸念が高まっており、日米ともに大手金融機関にとって運用環境の悪化が意識されている。しかし、前週末に米10年債利回りは終値ベースで1.558%と反発し、足もと下げ止まる動きをみせている。米国株市場ではゴールドマン・サックスやJPモルガン、シティグループなど軒並み買われており、この後を追う形で同社株もリバウンドに転じている。

■住友大阪セメント <5232>  4,465円  +30 円 (+0.7%)  本日終値

住友大阪セメント<5232>が4日続伸。SMBC日興証券が16日付で投資評価「2」を継続しつつ、目標株価を4800円から5000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、セメントの値上げ浸透や光電子の販売回復などにより、順調な業績進捗である点を評価。一般炭価格の下落なども反映し、20年3月期の営業利益予想を160億円から180億円(前期比27%増)へ、21年3期を同205億円から210億円へ引き上げている。

■松竹 <9601>  12,000円  +80 円 (+0.7%)  本日終値

松竹<9601>がしっかり。前週末16日、京都アニメ映画作品の特集上映を8月23日から開催すると発表しており、これが材料視された。新宿ピカデリー及びMOVIX京都で開催され、「映画けいおん!」や「劇場版 境界の彼方」「映画ハイ☆スピード!」「劇場版 響け!ユーフォニアム」「映画 聲の形」などが上映される予定としている。

■物語コーポレーション <3097>  9,410円  -650 円 (-6.5%)  本日終値  東証1部 下落率5位

物語コーポレーション<3097>が反落。前週末16日の取引終了後に発表した7月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比3.1%減と5カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。主力の焼肉部門が客数の減少などで同4.7%減となったことが響いた。ラーメン部門は同1.9%増となったが、お好み焼き部門やゆず庵部門も既存店売上高が減少しカバーできなかった。なお、全店売上高は同5.8%増だった。

■アイ・ピー・エス <4335>  996円  +150 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値

アイ・ピー・エス<4335>が急伸。この日からホームページの導入事例で、吉野家ホールディングス<9861>に対する「EasyOneBI」導入事例を公開しており、これを好感した買いが入った。「EasyOneBI」は、クラウド開発基盤「SAP Cloud Platform」とデータ分析・探索をする「SAP Analytics Cloud for BI」をパッケージングした製品・サービス。導入により吉野家HDでは、リアルタイムに近い形のデータ取り込みを実現し、1日1回メールで受け取っていた速報及び1日の集計結果をいつでも参照することが可能になったほか、これまでエクセルを使用し、数日かけて作成していた月次分析資料を、日次の確定情報として販売数・客数・売り上げの動向や特異点などの発見を画面上で、いつでも確認できるようになったとしている。

■エプコ <2311>  1,340円  +180 円 (+15.5%)  本日終値

16日、東証がエプコ <2311> [東証2]を23日付で市場1部に指定すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■マーケットE <3135>  2,310円  +180 円 (+8.5%)  本日終値

マーケットエンタープライズ<3135>が大幅高で2300円台に乗せてきた。同社はインターネットを活用した中古品売買を展開、前週15日には好決算を背景に急騰し、週末は目先筋の利益確定売りに小反落したものの、きょうは改めて買い直された。リユースサイト「高く売れるドットコム」などが消費者ニーズを取り込み好調、利益が急成長している。同社は多様な商品を扱うが、特に専門性の高い農機や医療機器などの取り扱いで需要を取り込むことに成功している。19年6月期決算は営業利益が前の期比4.7倍の4億5200万円となったが、これは会社側の従来計画を大幅に上回った。20年6月期についても6億円と3割を超える伸びを見込む。株価は25日・75日移動平均線が収れんする1800円台半ばを大きく上放れ上げ足を加速、6月21日につけた年初来高値2585円奪回を視野に入れつつある。

■東洋エンジニアリング <6330>  553円  +40 円 (+7.8%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

東洋エンジニアリング<6330>が急反発。18日付の日本経済新聞朝刊で、「エンジニアリング大手が製造コストを抑えたがん治療向け『抗体医薬』の生産設備の開発に動き出す」と紹介。なかで「東洋エンジニアリングは原料を無駄なく使える設備を用い、製造コストを3割程度抑えた」と報じており、これが好材料視されたようだ。記事によると、抗体医薬の製造コストの6~7割を占める精製工程で、同社は原材料となるたんぱく質を連続して投入するプラントを開発。同プラントにより生産全体のコストを3割下げられるとしている。また、同じ記事で培養工程の生産性を高める技術を開発したとしある日揮<1963>も大幅反発している。

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