伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (8月28日記)
日経平均株価は、8月6日以降が下降途中の中段保ち合いを形成中の公算です。
弱気の見方が正しければ、26日の下放れで、すでに勢いの強い下降の流れへ入っているはずなので、本日は、寄り付き後、すぐに下降を開始して、26日の安値2万0173円へ接近するか、ここを割れる動きになると考えられます。
本日の価格が上昇する場合でも、8月6日以降が下降途中の保ち合いという見方に変更はありません。
しかし、本日の価格が下げない動きは、現時点で2万円が強く意識されていること、まだ積極的な下げの流れへ入っていないことを示すため、その後の価格が時間待ちの状態、方向感のない動きの中で、2万0500円前後をうろうろする展開になる可能性が出てきます。
【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。
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