明日注目すべき【好決算】銘柄 トリケミカル、丹青社、ニチモウ (30日大引け後 発表分)

注目
2019年9月1日 11時00分

8月30日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

トリケミカル <4369>   ★上期経常は54%増益で上振れ着地

◆20年1月期上期(2-7月)の連結経常利益は前年同期比53.9%増の17.7億円に拡大し、従来予想の13.9億円を上回って着地。韓国関連会社向けの材料や最先端半導体向けの新規材料の販売が拡大し、製品構成が改善したことが寄与。韓国関連会社の業績好調に伴い、持分法利益が増加したことも利益を押し上げた。

ピープル <7865> [JQ]  ★上期経常を51%上方修正

◆20年1月期上期(2-7月)の連結経常利益を従来予想の4900万円→7400万円に51.0%上方修正。減益率が49.5%減→23.7%減に縮小する見通しとなった。7月の国内販売が想定以上に好調だったことが寄与。乳児・知育カテゴリーの定番品が増えたほか、育児用品カテゴリーでは好評で欠品していた「テディハグ」の出荷や自転車の受注が伸びた。

ニチモウ <8091>   ★今期配当を50円増額、配当利回り6%に上昇

◆従来無配としていた20年3月期の上期配当は創立100周年記念配当として50円(前年同期は無配)を実施する。年間配当は100円(前期は50円)となり、配当利回りは6.06%に上昇した。

上期の配当権利日を約1ヵ月後に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。

丹青社 <9743>   ★上期経常を26%上方修正

◆20年1月期上期(2-7月)の連結経常利益を従来予想の20.6億円→26億円に26.2%上方修正。減益率が29.3%減→10.8%減に縮小する見通しとなった。商業その他施設事業やチェーンストア事業の売上高が計画未達となったものの、収益性を重視した受注に引き続き注力し、採算が想定より上向いたことが上振れの背景。

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