5日の株式相場見通し=続伸、香港デモの収束期待などでリスクオン
5日の東京株式市場は、買い優勢となり日経平均は続伸しそうだ。香港政府が逃亡犯条例の改正案を正式撤回したことで、香港デモが収束に向かう可能性が出ており、これを好感する形で前日の米国株市場は大きく反発、東京市場にもリスク選好の流れが予想される。英国のEU離脱問題についてもひとまず回避されるとの見方で、相場にポジティブに働く。外国為替市場では1ドル=106円台前半でやや円安含みに推移しており、これも輸出株中心に追い風となる。ただ、米中摩擦交渉の行方など不透明材料は依然としてくすぶり、買い一巡後の動きが注目される。
4日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比237ドル45セント高の2万6355ドル47セントと反発。ナスダック総合株価指数も、同102.722ポイント高の7976.880と上昇した。
日程面では、きょうは8月の輸入車販売、対外・対内証券売買契約、30年物国債の入札。海外では8月のADP全米雇用リポート、8月のISM非製造業景況感指数、7月の豪貿易収支、スウェーデン中銀の政策金利発表などがある。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)