今日の為替市場ポイント:日経平均の動向が手掛かり材料に

通貨
2019年9月24日 8時41分

23日のドル・円相場は、東京市場では107円61銭から107円77銭まで反発。欧米市場でドルは107円31銭まで売られた後に107円55銭まで反発し、107円54銭で取引を終えた。

本日24日のドル・円は107円半ばを中心に推移か。23日の米国株は伸び悩んでおり、この動きを意識して日本株の上昇は見込みづらく、ドルの上値はやや重くなる可能性がある。

23日の海外市場では、ドイツやユーロ圏の製造業PMIなど低調な経済指標が嫌気され、ユーロ売り・ドル買いが観測された。一方、米国は製造業PMIが改善したものの、サービス業PMIは弱く、米10年債利回りの低下に連動してドルが下げる場面もあった。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測への思惑は現時点で後退しており、ドル売りは小幅にとどまっている。

本日の東京は材料難のなか、株価にらみの展開となろう。23日の米国株がやや軟調のため、日経平均株価が22000円の大台を割り込めば、円買い先行でドルは軟化が見込まれる。ただ、前週末の米中貿易協議で今後の摩擦解消への期待感は残り、リスク回避の円買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。本日午後に予定される黒田東彦日銀総裁の大阪経済4団体共催懇談会やその後の記者会見などでの発言で、追加緩和の手がかりを得ることができれば円買いは抑制される可能性がある。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.