東京株式(大引け)=19円高、上値重いも米中協議再開期待で買い優勢に

市況
2019年9月24日 15時38分

3連休明けとなった24日の東京株式市場は買い優勢の展開。日経平均は前週末まで大幅に水準を切り上げた反動で上値も重かったが、最後までプラス圏で売り物をこなした。

大引けの日経平均株価は前週末比19円75銭高の2万2098円84銭と小幅ながら3日続伸。東証1部の売買高概算は12億833万株、売買代金概算は2兆2782億円。値上がり銘柄数は1329、対して値下がり銘柄数は729、変わらずは93銘柄だった。

きょうの東京市場は買い優勢、日経平均は引き続き上値を指向する動きをみせた。9月相場では前週末まで急速に水準を切り上げてきたこともあって、利益確定の売り圧力も顕在化しているが、米中貿易協議再開に対する期待感から先物主導で浮揚力が働いた。また、26日に権利付き最終日を控え、駆け込みで9月末の配当取りを狙った買いや機関投資家の配当再投資に絡む思惑が下値を支えた。中国・上海株や香港株などアジア株市場が総じて堅調な値動きを示したことも、市場のセンチメント改善につながった。業種別では保険や小売など内需株に強いものが目立つ。上げ幅はわずかだったが、東証1部の約6割強の銘柄が上昇、全体売買代金は3連休明けでやや減少したものの、2兆3000億円近くをこなし、これで9日連続で2兆円台を上回った。

個別では、トヨタ自動車<7203>が堅調、スズキ<7269>も大きく買われた。キーエンス<6861>、東京エレクトロン<8035>が上昇、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も高い。オルトプラス<3672>、KeePer技研<6036>、コロプラ<3668>がストップ高を演じたほか、サニックス<4651>、ベネフィットジャパン<3934>も値を飛ばした。日本通信<9424>も物色人気。

半面、ファーストリテイリング<9983>も安く、任天堂<7974>も売りに押された。キヤノン<7751>も値を下げた。伊藤忠商事<8001>が下落、日本郵政<6178>も冴えない動き。エムアップ<3661>、ハブ<3030>が急落、アカツキ<3932>が大幅安となった。ネクソン<3659>が大商いのなか下値を模索。川崎汽船<9107>、リコー<7752>なども水準を切り下げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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