オンコリスが一時12%高、テロメライシンの放射線併用食道がんフェーズ1企業治験完了
オンコリスバイオファーマ<4588>が急伸し一時、前日比245円(12.1%)高の2275円に買われている。24日の取引終了後、同社が主導し食道がんを対象に進めていた、がんのウイルス療法テロメライシン(OBP-301)と放射線治療を併用したフェーズ1企業治験で、全ての患者への投与と効果安全性評価委員会(DSMB)による安全性の評価が完了したと発表したことが好感されている。
同治験は、食道がん患者に対して、テロメライシンと放射線治療を併用した際の安全性を評価することを目的としたもので、その結果、投与中止となるような有害事象は確認されなかったという。これを受けて同社では、治験の結果を医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出し、治験を完了させる予定。また、食道がんに対するテロメライシンのフェーズ2以降の国内での開発は、中外製薬<4519>が主導で実施されるとしている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)