スピード調整と海外情勢睨みと/後場の投資戦略

市況
2019年9月25日 12時23分

日経平均 : 21988.28 (-110.56)

TOPIX  : 1616.03 (-6.91)

[後場の投資戦略]

本日の東京市場では売りが先行し、日経平均は3ケタの下落でスタートすると、そのまま22000円手前でもみ合う展開となった。前日の当欄でも指摘したとおり、9月に入ってからの上昇ピッチが急だったうえ、22000円台を回復してから上値の重さも見られたため、目先の利益を確定する売りが出やすいところではあっただろう。この程度の下落であれば想定内の調整と考えられる。9月末の権利付最終売買日が明日に迫り、株価指数連動型運用(パッシブ運用)での配当再投資に絡んだ先物買い需要(市場推計で6000~7000億円規模)への期待は根強い。為替の円高進行も一服。日経平均は22000円を割り込んでも大きく売り込まれる流れとはなっていない。

ただ、再来週に開催される見通しとなった米中閣僚級協議や、来年の米大統領選を睨んだ駆け引きも見られるようになってきた。現時点で米中摩擦激化や米政治混乱への警戒感が市場で強まっている印象はさほどないが、トランプ氏や米政府要人の発言に一喜一憂する場面は増えてくると考えられる。日経平均は前述したスピード調整の意味合いも含め、22000円近辺で一進一退の展開となりそうだ。(小林大純)

《AK》

提供:フィスコ

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