前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
■アミファ <7800> 1,439円 (+300円、+26.3%) ストップ高
アミファ <7800> [JQ]が3日連続のストップ高。同社は19日にジャスダック市場(スタンダード)に新規上場したばかりの直近IPO銘柄で、100円ショップなどを主な販売先として、ギフトラッピング、デザイン文具、キッチン・テーブルウェア、フラワー関連商品など、主に女性がターゲットとなるライフスタイル雑貨の企画・製造仕入れ・卸販売を展開している。24日まで日経ジャスダック平均株価が12日続伸しているほか、東証マザーズ指数も3日続伸するなど新興市場が活況となっており、直近IPO銘柄ならではの値動きの軽さに注目した個人投資家が買いを入れたもよう。同じく19日にマザーズ市場に上場したサイバー・バズ <7069> [東証M]や24日にマザーズ市場に上場したChatwork <4448> [東証M]なども大幅高となった。
■両毛システム <9691> 1,710円 (+300円、+21.3%) ストップ高
両毛システムズ <9691> [JQ]がストップ高。24日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1億円→6.1億円に6倍上方修正。従来の13.6%減益予想から一転して5.2倍増益を見込み、一気に6期ぶりに上期最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。消費税軽減税率導入のシステム改修案件や増税前の駆け込み需要などが追い風となり、売上高が計画を17.6%も上回ることが寄与。経費削減に加え、不採算案件の収束で費用が大幅に減少することも利益を押し上げる。なお、通期の経常利益は従来予想の7.4億円(前期は7.2億円)を据え置いた。
■メディカルネット <3645> 532円 (+64円、+13.7%) 一時ストップ高
メディカルネット <3645> [東証M]が続急騰。24日、同社が発行済み株式数(自社株を除く)の16.16%にあたる74万株(金額で3億5000万円)を上限に、9月25日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。創業者の早川亮氏が保有株売却の意向を示したことに対応する。
■セーラー <7992> 187円 (+18円、+10.7%)
セーラー万年筆 <7992> [東証2]が続急騰。25日午前11時ごろ、資本・業務提携先であるプラス(東京都港区)のOEM製品を製造し、中国市場への販売を開始すると発表しており、これが好感された。今回販売するのは売価1000円から5000円の万年筆3アイテムと液体ボールペン、レフィールなどで、9月に販売を開始し、20年度に合計1億円の売り上げを見込んでいる。なお同製品は、セーラーの普及価格帯筆記具について、中国市場進出の足掛かりとなる戦略商品と位置付けているとしている。
■サン電子 <6736> 1,514円 (+107円、+7.6%)
サン電子 <6736> [JQ]が続急伸。24日の取引終了後、イスラエルのササ・ソフトウェア社と業務提携し、ササ社の情報セキュリティーシステムを国内展開すると発表しており、これを好感した買いが入った。ササ社の「Gate scanner」は、CDRと呼ばれる、組織の中に入ってくるすべての情報(Contents)をいったん細かく分解し(Disarm)、再び違った形で再構築(Reconstruction)する技術が基本となった情報セキュリティーシステム。近年、欧米を中心に導入が進む一方、日本ではまだあまり周知されていない技術であることから、サン電子では世界標準となりつつあるCDRを国内に広めるのが狙いとしている。
■ドーン <2303> 1,247円 (+82円、+7.0%)
ドーン <2303> [JQ]が続急伸。上値のフシとなっていた1200円ラインを突破、中段もみ合いを上に放れる動きをみせている。GIS(地理情報システム)構築ソフトをベースとしたソフトの受託開発を手掛け、足もとの業績は好調に推移している。クラウドサービスに傾注しており、消防署向けクラウド型緊急通報システム「NET119」や、映像通報システム「Live119」、「Live110」などでニーズを捉えている。20年5月期は営業利益段階で2億2000万円予想と前期比2ケタ伸長を見込んでいる。時価総額50億円未満と小型で信用買い残も乏しく、上値の軽さが意識されている。
■ベクター <2656> 323円 (+19円、+6.3%)
ベクター <2656> [JQ]が4日続急伸。25日午後1時ごろ、「PayPayボーナス」を入手できるスマートフォン専用Webサービス「QuickPoint(クイックポイント)」をオープンしたと発表しており、これを好感した買いが入った。「QuickPoint」は、「PayPay」の残高として使用できる「PayPayボーナス」のみを扱う専用ポイントモール。PayPay(東京都千代田区)と提携することで、利用客のPayPayアカウントに、「QuickPoint」で獲得した「PayPayボーナス」が、シームレスに付与されるのが大きな特徴となっている。
■ルネサス <6723> 716円 (+39円、+5.8%)
東証1部の上昇率5位。ルネサスエレクトロニクス <6723> が続急伸。SMBC日興証券は24日、同社株の投資評価を「2」から「1」へ引き上げた。目標株価は640円から980円に見直した。同証券では、同社の在庫調整は峠を越し今後はサプライチェーンの在庫投資回復の恩恵を受ける局面に入ることを予想。特に、第3四半期(7-9月)以降のIFRS(国際会計基準)ベースでの黒字化、利益回復傾向が確認できれば、株価はもう一段上昇する可能性があるとみている。19年12月期の連結営業損益は143億円の赤字予想を418億円の黒字(前期は681億9600万円の黒字)に修正し、20年12月期の同利益は969億円と一段の業績拡大を見込んでいる。
■PS三菱 <1871> 742円 (+37円、+5.3%)
東証1部の上昇率6位。ピーエス三菱 <1871> が3日ぶり急反発で年初来高値更新。10月1日からの消費税引き上げで国内景気への悪影響が懸念されている。そうしたなか、安倍政権ではその緩衝材として補正予算編成を行う可能性がある。電線地中化を含め国土強靱化のテーマに乗る建設セクターの一角に継続的に物色の矛先が向いている。プレストレストコンクリート工事に強い同社は、その有力対象として投資資金が流入した。
■森組 <1853> 321円 (+14円、+4.6%)
森組 <1853> [東証2]が大幅に3日続伸。上昇トレンド鮮明、中長期波動の分水嶺である75日移動平均線を上回ってきた。10月に景気対策として補正予算の編成が予想され、無電柱化を含む防災強化などに予算が振り向けられる公算が大きい。同社は、最近は長谷工コーポレーション <1808> との連携でマンション建築に注力しているが、元来は道路など土木主力で国土強靱化に向け活躍余地が高まる。PER6倍で、今期減配計画とはいえ配当利回りが4.4%と高いことも水準訂正余地を示唆している。
■サンバイオ <4592> 4,205円 (+155円、+3.8%)
サンバイオ <4592> [東証M]が大幅反発。再生細胞薬「SB623」がFDAから優先審査と迅速承認の対象品目に指定されたと発表したことを受け、前週末20日に一時ストップ高に買われる人気となった。今週は利益確定売りが先行したものの、25日改めて買い直された。SB623に関しては、国内では外傷性脳損傷を対象に先駆け審査指定を4月に受けている。早期承認制度を活用して、20年1月期末までに製造販売の承認申請と、来期中の販売開始を目指す方向にある。
■富士通 <6702> 9,025円 (+310円、+3.6%)
富士通 <6702> が3日ぶり大幅反発。17年10月以来、約1年11ヵ月ぶりに9000円台に乗せた。足もとで再び金利低下基調が強まるなか「買い安心感があるITサービス関連株へ買い資金が流入している」(市場関係者)という。一部外国証券は同社株の投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を1万1000円としたようだ。市場にはITシステム構築関連の需要増による業績拡大期待が強まっている。
■神戸物産 <3038> 5,070円 (+160円、+3.3%)
神戸物産 <3038> が大幅続伸。24日、同社が10月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。また、株主優待制度を変更。株式分割実施後も保有条件は100株以上を据え置くことも好感された。
■弁護士COM <6027> 4,290円 (+105円、+2.5%)
弁護士ドットコム <6027> [東証M]が3日ぶり反発。同社は日本最大級法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」を展開している。24日取引終了後、「対面での申し込み」で紙を不要にする新サービス「クラウドサイン NOW」を同日に提供開始したと発表しており、これを好感した買いが流入した。企業で行われている対面申し込み(契約)の多くは紙で行われているが、新サービスでは、申込書や契約書などをタブレットのみで完結することを可能としている。このため紙が不要となり申し込み内容のデータ化作業や原本の保管・個人情報の管理の負担が軽減され、申込者の印鑑忘れによる申し込みロスを防ぐなどの課題も解決することを可能としている。
■カプコン <9697> 2,834円 (+67円、+2.4%)
カプコン <9697> が続伸。クラウドゲームが普及するなか、強力なIP(知的財産)を保有するゲーム関連会社に商機が広がっている。今後は5G環境でクラウドゲーム市場拡大が一段と進むなか、「モンスターハンター」や「バイオハザード」などを擁する同社株は注目度が高い。同社独自に保有するゲーム開発エンジン「REエンジン」にも評価が高い。20年3月期営業利益は前期比10%増の200億円を予想するが上振れる可能性がある。
■武田 <4502> 3,849円 (+69円、+1.8%)
武田薬品工業 <4502> 、大日本住友製薬 <4506> 、中外製薬 <4519> など医薬品株の高さが目立った。米中摩擦への警戒感が再燃していることや為替の円高進行を受けて全体相場は利益確定売り圧力が顕在化しているが、海外株式市場や為替の影響を受けにくいディフェンシブストックとして医薬品株に消去法的な買いが向かった。また、秋の学会シーズンを迎えるなか、大手製薬会社は新薬開発のポテンシャルも高く、新興市場のバイオベンチャーと合わせて注目度が高まりやすい。
■スギHD <7649> 5,890円 (+60円、+1.0%)
スギホールディングス <7649> が続伸し年初来高値を更新している。24日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3-8月)連結業績が、売上高2637億100万円(前年同期比8.1%増)、営業利益147億7600万円(同14.8%増)、純利益104億6100万円(同16.9%増)と2ケタ営業増益となり、従来予想の営業利益140億円を上振れて着地したことが好感された。ドミナント構築に向けた関東・中部・関西エリアへの集中出店を強化し、50店舗の新規出店と5店舗の中・大型改装、3店舗の閉店を実施したことが寄与した。また、調剤業務の生産性向上を図ったことも貢献した。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高5200億円(前期比6.5%増)、営業利益280億円(同8.5%増)、純利益183億円(同2.0%増)
※25日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース