【↑】日経平均 大引け| 小反発、米中協議への懸念後退で買い先行 (9月26日)

市況
2019年9月26日 16時01分

日経平均株価

始値  22160.52

高値  22184.91(09:02)

安値  21986.24(14:51)

大引け 22048.24(前日比 +28.09 、 +0.13% )

売買高  14億2707万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆6582億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は小幅反発、米中協議への懸念後退で買い先行も上値は重い

2.トランプ発言受け前日の米株市場が切り返し、為替の円安も追い風材料

3.日米首脳会談で貿易協定の締結で合意、自動車への追加関税回避も好感

4.前日までの上昇で利益確定売りも表面化、日経平均は一時マイナス圏に

5.引け際に大口の買い入り日経平均はプラス圏着地、全体売買代金は増勢

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは162ドル高と反発した。トランプ米大統領が「中国との合意は想定より早く決着する」と発言したことを受け、米中摩擦への懸念が後退し買いが優勢となった。

東京市場では買い先行で始まったが、日経平均株価の上値は重く途中マイナス圏に沈む場面もあった。引け際に買いが入り、小幅プラス圏で着地した。

26日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株価指数が高かったことや、外国為替市場で1ドル=107円台後半の推移と円安に傾いたことで、朝方はリスクを取る動きが優勢だった。トランプ米大統領が中国との貿易協議が想定より早く決着すると発言したことで、米中摩擦に対する警戒感がやや後退、前日の日米首脳会談で、日米貿易協定の締結で合意、自動車への追加関税が当面回避されたこともポジティブに捉えられた。ただ、日経平均は9月に入ってから一本調子で水準を切り上げてきたこともあり、買い一巡後は利益確定の売りが出て伸び悩んだ。中国株が軟化したのを横目に日経平均は下げに転じる場面もあったが、取引終了間際に大口の買いが入り、小幅ながら前日終値を上回っての着地となった。東証1部の売買代金は2兆6000億円台に膨らんだ。

個別では、トヨタ自動車<7203>が堅調。ファナック<6954>、東京エレクトロン<8035>も買い優勢。KLab<3656>が商いを伴い上昇したほか、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も上値追い。三櫻工業<6584>が値上がり率トップに買われ、ホクシン<7897>も物色人気化。曙ブレーキ工業<7238>も買いを集めた。レノバ<9519>、豆蔵ホールディングス<3756>なども値を飛ばしている。

半面、リクルートホールディングス<6098>が売られ、オリエンタルランド<4661>も冴えない。ソニー<6758>も下落した。第一三共<4568>が安く、ANAホールディングス<9202>も軟調。ブックオフグループホールディングス<9278>は大幅安、ディー・エヌ・エー<2432>の下げも目立つ。サニックス<4651>も大きく水準を切り下げた。リンクアンドモチベーション<2170>も下値を探った。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファナック <6954> 、ダイキン <6367> 、東エレク <8035> 、日東電 <6988> 、トヨタ <7203> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約39円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098> 、アドテスト <6857> 、第一三共 <4568> 、ファストリ <9983> 、花王 <4452> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約32円。

東証33業種のうち上昇は22業種。上昇率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)パルプ・紙、(3)ガラス土石製品、(4)証券商品先物、(5)海運業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)空運業、(3)精密機器、(4)サービス業、(5)電気・ガス業。

■個別材料株

△フロンテオ <2158> [東証M]

転倒・転落予測システム「Coroban」の販売開始。

△メディネット <2370> [東証M]

今期経常を赤字縮小に上方修正。

△アイスタイル <3660>

日本ロレアルとの連携を強化。

△enish <3667>

東証が信用規制解除。

△サイボウズ <4776>

8月の月次営業利益が前年同月比46%増。

△アサヒ陶 <5341> [東証2]

ベトナム子会社の大口案件を発表。

△アストマクス <7162> [JQ]

太陽光発電設備や有価証券売却で利益計上。

△岡藤HD <8705> [JQ]

上期業績に投資有価証券売却益を計上。

△エスライン <9078>

1.80%を上限に自社株買いを実施。

△セキチュー <9976> [JQ]

上期経常を一転10%増益に上方修正。

▼クラスター <4240> [JQG]

東証が信用規制。

▼メドレックス <4586> [東証M]

19年12月期業績予想を下方修正。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)三桜工 <6584> 、(2)ホクシン <7897> 、(3)ハウスドゥ <3457> 、(4)KLab <3656> 、(5)インソース <6200> 、(6)太陽HD <4626> 、(7)愛三工 <7283> 、(8)ベイカレント <6532> 、(9)冨士ダイス <6167> 、(10)ブレーキ <7238>

値下がり率上位10傑は(1)ランド <8918> 、(2)ブックオフG <9278> 、(3)ディーエヌエ <2432> 、(4)Ubicom <3937> 、(5)ゲームウィズ <6552> 、(6)サニックス <4651> 、(7)アトラエ <6194> 、(8)LINK&M <2170> 、(9)CDG <2487> 、(10)ダイオーズ <4653>

【大引け】

日経平均は前日比28.09円(0.13%)高の2万2048.24円。TOPIXは前日比3.19(0.20%)高の1623.27。出来高は概算で14億2707万株。東証1部の値上がり銘柄数は1357、値下がり銘柄数は718となった。日経ジャスダック平均は3394.53円(6.09円高)。

[2019年9月26日]

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