3日の株式相場見通し=大幅続落、景気懸念を背景とした米株急落でリスクオフ
3日の東京株式市場は、大幅続落の展開となりそうだ。前日の米国株市場ではNYダウが一時600ドル安目前まで下げる急落をみせ、引け値ベースでも500ドル近い下げで約1カ月ぶりの安値圏に沈んだ。低調なADP全米雇用リポートを受け、米景気に対する警戒感が一層強まっており、東京市場でも主力株中心にリスク回避の売り圧力が顕在化する形が想定される。欧州株市場も軒並み大幅な下げをみせており、投資家のセンチメントが悪化している。外国為替市場でも1ドル=107円近辺までドル安・円高が進んでいることも買い手控え要因となる。
2日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比494ドル42セント安の2万6078ドル62セントと続急落。ナスダック総合株価指数も、同123.439ポイント安の7785.246と大幅続落した。
日程面では、きょうは取引開始前に対外・対内証券売買契約(週間)が発表。海外では8月の米製造業受注、9月の米ISM非製造業景況感指数、8月のユーロ圏小売売上高、8月の豪貿易収支など。