伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (10月3日記)
日経平均株価は、勢いの強い下げの流れへ入っています。
目先はこの流れを継続して、一気に下値の目安まで下げる動きになると考えられます。
昨年1月以降の急落場面での下げ方を参考にすると、一気に下げるパターンと、小休止の後に再度下降を開始して、2段下げの展開になっているパターンがあります。
2018年1月から2月は、1月23日~2月6日まで、11営業日かけて一気に下げています。
2018年10月2日以降の下げは、途中で小休止の反発を経過して、10月26日まで勢いの強い下げの流れを継続しています。下げ期間だけを数えると、9営業日と8営業日の組み合わせになっています。
2018年12月3日以降の下げは、途中で小休止の反発を経過して、12月26日まで勢いの強い下げの流れを継続しています。下げ期間だけを数えると、7営業日と9営業日の組み合わせになっています。
2019年4月24日から5月14日、7月25日から8月6日の下げは、9営業日で一気に下値の目安へ到達しています。
今回は、下降の始点となる9月19日から数えると、本日が10営業日目となります。過去の勢いの強い下げ方と似た展開になるなら、本日以降、小休止を経過して、再び5~10営業日程度の下降を開始するか、本日を含めて2~4営業日程度の期間で、一気に下値の目安になる地点まで下げる展開が考えられます。
下値目標値は、8月6日の安値2万0110円が挙げられます。
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。
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