話題株ピックアップ【夕刊】(3):リバーエレク、PバンCOM、フロンテオ

注目
2019年10月7日 15時22分

■リバーエレテック <6666>  426円  +80 円 (+23.1%) ストップ高   本日終値

リバーエレテック<6666>はカイ気配で始まり5連騰。寄り後早々に11.3%を超える上昇で385円まで上値を伸ばし年初来高値を更新した。水晶振動子を主力とする電子部品メーカーで、5G関連向けに世界最小クラスのATカット水晶振動子で商機を捉えており、来期以降の業績回復への期待が株価を押し上げている。出来高流動性に富み、全員参加型材料株としての素地があるが、滞留出来高が固まっていた260~290円のゾーンを抜けたことで、上値が軽くなっている。

■ピーバンドットコム <3559>  857円  +150 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値

ピーバンドットコム<3559>が三角もち合いを一気に上放れ、値幅制限上限となる150円高は857円に買われる人気となった。プリント基板の設計・製造を請け負う通販サイトを運営、IoT機器市場の拡大を背景に大手メーカー向けなどを中心に需要を取り込んでいる。ネオス<3627>の子会社であるジェネシスHDと業務提携し、電子機器の試作から完成品までワンストップで請け負うEMS事業で協業しており、同分野での収益機会拡大に期待が募っている。

■天昇電気工業 <6776>  641円  +100 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値

4日、東証が7日売買分から天昇電気工業 <6776> [東証2]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除すると発表したことが買い材料視された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。

■FRONTEO <2158>  360円  +49 円 (+15.8%)  本日終値

FRONTEO<2158>が急騰、一時13.8%高の354円と異彩高を演じた。金融業界向けなどで人工知能(AI)エンジン「KIBIT」を活用した案件を数多く獲得しているが、今月2日にはアイネス<9742>と「KIBIT」を使ったサービス提供を目的に業務提携を発表し、活躍の場を広げている。子会社を通じ「創薬研究支援AIシステム」を提供するなど創薬分野でも業容拡大の可能性が高まっている。20年3月期の業績低迷が嫌気されたものの、大幅な株価調整で売り物はほぼ出尽くした形となっており、目先大口の投資資金による再攻勢がかかっている。

■システムインテグレータ <3826>  769円  +100 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

システムインテグレータ <3826> が買い気配でスタート。4日大引け後に発表した20年2月期上期(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比1.1%増の2.8億円となり、従来の27.4%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料視された。業務効率や開発効率の改善が進み、想定以上に高い利益率を確保したことが寄与。特にE-Commerce事業は複数の大規模プロジェクトの管理精度やプロジェクト品質の向上で大幅増益を達成した。

■ナイガイ <8013>  452円  +42 円 (+10.2%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

ナイガイ<8013>が続急伸し一時、前週末比64円(15.6%)高の474円に買われた。旧村上ファンド関係者が運営する投資会社エフィッシモ キャピタル マネージメントが4日の取引終了後、財務省に大量保有報告書を提出。エフィッシモのナイガイ株式保有比率が5.97%となり、新たに5%を超えたことが判明したことから、需給思惑が働いたようだ。保有目的は純投資で、報告義務発生日は9月30日。

■文教堂GHD <9978>  270円  +25 円 (+10.2%)  本日終値

文教堂グループホールディングス<9978>が大幅続伸。日本時間きょうの午後6時30分に生理学・医学賞が発表されるのを皮切りに、今年もノーベル賞各賞が発表されるが、同社はノーベル文学賞関連として注目を集めている。18年の発表が見送りになった文学賞は、村上春樹氏が毎年有力とされているが、今年は18年と19年の2年分の発表が行われる予定であり、例年にも増して、日本時間10日20時ごろの発表に向けて期待が高まっているようだ。

■アルテック <9972>  233円  +20 円 (+9.4%)  本日終値  東証1部 上昇率5位

アルテック<9972>が出来高増勢のなか、大幅高で3連騰。同社は専門商社で包装・印刷関連を主力とする特殊産業機械を手掛ける。前週末の4日取引終了後に発表した19年6~8月期決算は営業損益が8800万円(前年同期はの400万円赤字)と黒字化。これを評価した買いが流入した。また、発行済み株式数1.50%(自己株式を除く)相当の25万株、または5000万円を上限に、きょうから11月30日まで自己株式取得実施することを発表した。今回の自社株買いは今期に入って3回目となり、こうした株主還元に積極的な姿勢を見せたことも株高を後押ししている。

■富士ソSB <6188>  489円  +41 円 (+9.2%) 一時ストップ高   本日終値

富士ソフトサービスビューロ<6188>が一時ストップ高まで買われる場面があった。同社はきょう、日本年金機構から「国民年金及び厚生年金保険の適用業務等に関する年金電話相談等業務」を受託したことを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。業務内容は、国民年金・厚生年金保険の加入記録、年金請求手続きに関する相談や、国民年金・厚生年金保険の年金支払額に関する相談など。契約期間は今年9月12日から来年6月12日までとなっている。

■ホロン <7748>  2,719円  +220 円 (+8.8%)  本日終値

ホロン<7748>は続伸、93円高の2592円まで上値を伸ばし約1カ月ぶりに年初来高値を更新した。半導体向けに電子ビームによるマスク検査装置を製造販売し、高い技術力を背景に次世代露光技術として脚光を浴びるEUV(極端紫外線)関連の需要を取り込んでおり、今期以降も利益成長が期待されている。また、株式需給面では信用買い残の整理が進み、9月27日申し込み現在で18万株弱の水準にとどまっており、上値の軽さが意識されている。

●ストップ高銘柄

オルトプラス <3672>  870円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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