トヨタが反発、1ドル107円台前半の円安受け買い戻し誘発
トヨタ自動車<7203>が反発。10月に入ってから米中摩擦問題への警戒感や為替の円高進行などを背景に株価は大きく調整を強いられたが、7000円近辺で売り物をこなし、目先底入れの動きをみせている。ドル・円相場は足もとドルが買い戻され1ドル=107円40銭近辺まで円安方向に切り返しており、これを受けて輸出採算悪化への懸念が後退、つれて同社株への買い戻しを誘っている。同社の今期想定為替レートは1ドル=106円で、実勢は円安メリットが生じる状況にある。同社株は前引け時点で売買代金も全上場企業のなかで第3位に入っている。