ホロンの上値追い続く、EUV市場の本格立ち上がりで追い風意識
ホロン<7748>は新値圏で強調展開、一時4.7%高の2830円に買われた。半導体向けに電子ビームによるマスク検査装置を製造するが、EUV(極端紫外線)露光装置メーカーの出荷台数が増勢となるなか、同社もこの恩恵を享受する流れにある。EUVは既存技術よりも細かい回路線幅の露光を可能とする次世代技術で、半導体の微細化加工のニーズを背景にここにわかに脚光を浴び、海外大手半導体メーカーではTSMCが7~9月期からEUVでの量産をスタートさせるなど市場が急速に立ち上がっている。ホロンの業績はEUV関連需要が本格化する来期以降に期待が膨らみ、20年3月期営業4.7%増益予想に続き21年3月期は2ケタ成長も視野に入りそうだ。