小林産は利食いこなし続伸、公共投資拡大と都市再開発案件がフォローの風に
小林産業<8077>が地合い悪に抗して続伸。前日に6.7%高と値を飛ばしたこともあって目先筋の利益確定売りも出ているが、それを吸収してなお上値を指向している。同社は建設用ボルトやナットなどネジの専門商社で首位に位置する。公共投資需要は底堅く推移しているが、今秋には防災・減災に対するニーズを底流に補正予算編成に伴う公共投資拡大への期待があり、収益機会拡大への思惑がある。首都圏を中心に都市再開発関連の受注も好調。新システム導入に伴う物流効率化の進展も利益率改善に寄与している。PBR0.7倍台と株価指標面で割安感がある。