<注目銘柄>=スマレジ、提供店舗数は順調に拡大
スマレジ<4431>は、小売店向けなどにクラウド型POS(販売時点情報管理)レジ「スマレジ」などを開発・販売している企業。10月1日の消費増税に伴い軽減税率が導入され、足もとでは対応レジの需要が拡大している。
こうした状況を映し、9月6日には20年4月期通期の単独経常利益見通しを従来の4億8900万円から6億4200万円(前期比57.2%増)に上方修正。同社の収益源はクラウドサービス関連機器の販売と、「スマレジ」で利用する機能と店舗数に応じて支払われる月額利用料金で、提供店舗数が順調に伸びていることが寄与している。また、20年には外部企業がスマレジのデータを活用したアプリ開発が可能になる見通しで、プラットフォーム化による収益拡大にも期待したい。
株価は上値の重い展開が続いているものの、2600円を下回る水準では底堅さをみせている。下落基調が続いていた25日移動平均線や75日移動平均線は傾きが緩やかになりつつあり、出直り局面は近いといえそうだ。(参)