ダイニチ工業が急伸、京セラから燃料電池ユニットの製造を受託
ダイニチ工業<5951>が急伸している。午前11時ごろ、京セラ<6971>から「燃料電池ユニット(貯湯タンク内蔵)」の製造を受託し、10月に生産を開始したと発表しており、これが好材料視した買いが入っている。
同製品は、発電効率の高い固体酸化物形燃料電池(SOFC)を採用。定格発電出力が400ワットで高い省エネ性を保持しながら、主要部品を小型化することで設置が容易になったことが特徴という。京セラブランドとして東京ガス(東京都港区)に供給し、東京ガスはパーパス(静岡県富士市)製の「熱源機」を組み合わせて10月30日に販売を開始する予定となっている。なおダイニチ工業では、20年3月期業績に与える影響は現在精査中としている。