概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は値上がり、米中通商協議の進展が期待される流れ

市況
2019年10月11日 9時10分

【ブラジル】ボベスパ指数 101817.13 +0.56%

10日のブラジル市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比568.35ポイント高(+0.56%)の101817.13で取引を終えた。101152.1から102483.00まで上昇した。

おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。米中通商協議で部分的に合意されるとの期待が高まっていることが支援材料。トランプ大統領は中国の劉鶴副首相と会談する予定は明らかになった。また、原油価格の上昇も資源セクターの物色手掛かり。国内では、追加利下げ期待の高まりが引き続き好感された。

【ロシア】MICEX指数 2721.51 +0.31%

10日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比8.49ポイント高(+0.31%)の2721.51で取引を終了した。2695.82から2725.49まで上昇した。

売りが先行した後は下げ幅を縮小させ、終盤にプラス圏を回復した。原油価格の上昇がウエートの高い資源銘柄の物色手掛かり。また、ロシア中央銀行がインフレ率の落ち着きに伴い、追加利下げを示唆したことも好感された。外部環境では、米中通商協議への進展期待が高まっていることが支援材料となった。

【インド】SENSEX指数 37880.40 -0.78%

10日のインドSENSEX指数は反落。前日比297.55ポイント安(-0.78%)の37880.40、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同78.75ポイント安(-0.70%)の11234.55で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。成長鈍化懸念が高まっていることが圧迫材料。国際通貨基金(IMF)は最新リポートで、インドの景気回復が遅れているとの懸念を示した。また、インド準備銀行(中央銀行)も7-9月期のインドの成長率が5.3%にとどまるとの見方を示した。

【中国本土】上海総合指数 2947.71 +0.78%

10日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比22.85ポイント高(+0.78%)の2947.71ポイントと3日続伸した。

米中通商協議の進展が期待される流れ。閣僚級米中協議の開催を10日に控えるなか(ワシントン、現地時間)、「部分合意の一環として、米国は通貨協定を打ち出すことを検討している」と外電が取引時間中に報じた。来週15日に予定される一部中国製品に対する関税引き上げに関しても、一旦保留される可能性がある。また、「トランプ米政権は米企業に対し、通信機器で中国最大手の華為技術(ファーウェイ)に機密上で重要でない製品の供給を近く認可する」との見通しが伝わったこともプラスだ

《CS》

提供:フィスコ

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