いちご<2337>---2Qは2ケタ増収増益、心築事業が好調に推移。通期予想達成に向け順調

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2019年10月11日 16時22分

いちご<2337>は10日、2020年2月期第2四半期(19年3月-8月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比77.1%増の461.85億円、営業利益が同57.8%増の151.18億円、経常利益が同59.0%増の131.89億円、四半期純利益が同53.6%増の86.12億円だった。同社の強みである心築(しんちく)による、不動産の価値向上が寄与し、引き続き好調な物件の売却による売却益の獲得に加え、賃貸収入が増加。前年同期比で大幅な増収増益となった。

アセットマネジメント事業の売上高は前年同期比0.5%増の16.81億円、セグメント利益は同10.3%減の9.08億円となった。いちごホテル<3463>の物件売却に係る報酬が減少したが、ストック収益であるベース運用フィーは堅調に推移している。また、いちごオフィス<8975>のキャッシュ・フロー成果報酬が発生した。

心築事業の売上高は前年同期比88.6%増の429.19億円、セグメント利益は同75.5%増の133.72億円となった。同社の強みである心築による不動産の価値向上を実現し、引き続き、高い利益率による物件売却が実現。また、保有物件の賃料収入が着実に向上し、ストック収益に寄与している。

クリーンエネルギー事業の売上高は前年同期比1.2%減の21.02億円、セグメント利益は同13.9%減の8.33億円となった。7月から8月にかけて例年より日照不足が続いたことや、過年度に売電開始した「いちご昭和村生越ECO発電所」の通年稼働に伴う税負担の増加の影響によるが、売電収入は来期に大幅な伸長を見込んでいる。

2020年2月期通期の連結業績予想については、営業利益が前期比0.8%増の265.00億円、経常利益が同1.2%減の228.00億円、当期純利益が同2.4%減の150.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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