NY株式:下落、世界経済への減速懸念が広がる

市況
2019年10月19日 9時34分

米国株式相場は下落。ダウ平均は255.68ドル安の26770.20、ナスダックは67.31ポイント安の8089.54で取引を終了した。朝方は小動きとなったものの、中国の7-9月期GDP速報値が過去最低を更新し、世界経済への減速懸念から軟調推移となった。セクター別では、電気通信サービスや不動産が上昇する一方でメディアやソフトウェア・サービスが下落した。

医薬品のジョンソン&ジョンソン(JNJ)は、米食品医薬品局(FDA)の検査によりアスベストが検出されたベビーパウダーのリコールを発表し、下落。航空機メーカーのボーイング(BA)は、2度の墜落事故を起こした「737MAX」の安全装置を巡り、同社の操縦士が米連邦航空局(FAA)に虚偽の報告をしていたことが明らかとなり、軟調推移。一方で、清涼飲料のコカ・コーラ(KO)や石油サービスのシュルンベルジェ(SLB)は、決算内容が好感され、上昇した。

欧州連合(EU)が英国のEU離脱案に合意したものの、明日の英議会で同案が可決されるかが注目されている。否決された場合、10月末に英国が合意なくEUを離脱する公算が高まり、週明けの株式市場は下落するだろう。

(Horiko Capital Management LLC)

《TN》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.