NF回路、YKTなど値を飛ばす、グーグルの「量子超越」達成で量子コンピューター関連人気再燃
エヌエフ回路設計ブロック<6864>が一時5.5%高の2359円に買われたほか、YKT<2693>が22.5%高に買われる人気となった。このほか、同テーマの主軸銘柄であるフィックスターズ<3687>も強い動き。次世代コンピューターとして産業界はもちろん、株式市場でも常に関心の高い量子コンピューター関連だが、足もと再び物色の矛先が向いている。コンピューターの動作原理である「01」の世界から離れ、量子力学的な性質である“重ね合わせ”や“もつれ”など極微の世界で起こり得る物理現象により並列コンピューティングを実現させる量子コンピューターは、本来であれば気の遠くなるような時間を要する計算問題を一瞬のうちに完結してしまうというケタ違いの演算能力を持つ。「最先端のスーパーコンピューターでおよそ1万年かかる計算問題を、グーグルの量子コンピューターが3分20秒で解いたという」ことを19日付の日本経済新聞が報じている。これが関連銘柄の株価を強く刺激する格好となった。