ウインテストは一時12%高と値を飛ばす、機関投資家の空売り買い戻し局面に
ウインテスト<6721>が大幅続伸、一時12.3%高と値を飛ばし240円近辺まで上値を伸ばした。半導体や液晶向けなどを中心に検査装置を展開しており、足もとの業績は低迷しているが、世界的な半導体市況の回復観測から収益環境の風向き変化が意識されている。同社株は信用買い残が高水準で、これに着目した外資系機関投資家経由の貸株調達などによる空売りが、株価を押し下げ、今月9日から17日にかけて22%も株価を下落させていた。しかし、結果的に17日の安値に買い向かった筋がリバウンドを取る形となっている。直近は機関投資家の空売り残高の急速な減少も確認されており、仕掛け的な売りにひとまず一巡感が出ている。