東京株式(前引け)=続伸、前場通じて堅調に推移も売買代金は低調
21日前引けの日経平均株価は前営業日比62円66銭高の2万2555円34銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は4億2551万株、売買代金概算は7051億6000万円。値上がり銘柄数は1467、対して値下がり銘柄数は561、変わらずは126銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウなど主要指数が下げたにも関わらず、リスク回避の売り圧力は限定的で日経平均は前週末終値を上回って推移した。アジア株市場は高安まちまちで外国為替市場でもやや円高水準でもみ合っているものの、内需系の中小型株の物色意欲が根強く、全体相場を支えた。ただ、主力株の上値は重い。東証1部全体の7割近い銘柄が上昇したが、売買代金は7000億円強と閑散商状だった。
個別ではトヨタ自動車<7203>がしっかり、リクルートホールディングス<6098>、神戸物産<3038>が高い。ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>、キャリアインデックス<6538>がストップ高、東京産業<8070>も値を飛ばした。半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、ファーストリテイリング<9983>も軟調。太陽誘電<6976>も売りに押された。ミサワ<3169>が急落、スノーピーク<7816>も大幅安。アプラスフィナンシャル<8589>も利食われた。