話題株ピックアップ【夕刊】(2):国際石開帝石、安川電、ニトリHD

注目
2019年10月23日 15時20分

■リオン <6823>  2,660円  +62 円 (+2.4%)  本日終値

リオン <6823> が反発。21日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の12億円→14億円に16.7%上方修正。増益率が8.0%増→26.0%増に拡大し、従来の3期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。主力の補聴器で2月に発売した中価格帯製品の販売が好調だったことが寄与。医用検査機器で聴力検査室の大口受注があったことも上振れに貢献した。なお、通期の経常利益は従来予想の29億円(前期は27.8億円)を据え置いた。

■国際石油開発帝石 <1605>  982.8円  +18.9 円 (+2.0%)  本日終値

国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>など資源開発関連株が堅調。前日のWTI原油先物価格が85セント高の1バレル=54ドル16セント(終値ベース)と3日ぶり急反発、これを背景に前日の米国株市場ではNYダウが軟調ななかも、シェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が上昇した。これを引き継ぎ、東京市場でも原油価格と株価連動性の高い資源関連株に買い優勢の展開となった。

■クオールHD <3034>  1,516円  +28 円 (+1.9%)  本日終値

クオールホールディングス<3034>が3日続伸。21日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を1600億円から1700億円(前期比17.4%増)へ、営業利益を75億円から76億円(同7.8%増)へ、純利益を40億円から40億5000万円(同3.6%増)へ上方修正したことが好感された。保険薬局事業で、受け付け回数の増加や新薬の普及などによる薬剤料単価の増加が牽引したほか、CSO(医薬品販売業務受託機関)事業や紹介派遣事業が好調だったことが寄与した。

■ラウンドワン <4680>  1,424円  +25 円 (+1.8%)  本日終値

ラウンドワン<4680>が3日ぶりに反発。21日の取引終了後、中国の北京恵君文化発展(北京市)と、現地で複合型アミューズメント施設の運営を行う合弁会社を設立すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社は現在、日本および米国において138店舗体制でボウリング・アミューズメントを中心とした複合施設を運営しているが、主な顧客層である30歳未満の若年層とファミリー層の人口が多く、可処分所得が増加傾向にある中国で着実な事業展開を図るために新会社を設立するとしている。新会社はラウンドワンが99.98%、北京恵君文化発展が0.02%を出資して設立。なお、20年3月期業績への影響は軽微としている。

■安川電機 <6506>  4,055円  +70 円 (+1.8%)  本日終値

安川電機<6506>、SMC<6273>など設備投資関連株が堅調。米中摩擦問題は引き続き予断を許さない状況とはいえ、目先的には両国間の協議進展に対する期待感が強まっている。米国家経済会議委員長のクドロー氏が21日、米中協議が進展すれば、12月に予定される対中追加関税の発動を取り下げる可能性に言及、これがポジティブな思惑を呼んだ。中国向け売上比率の高い機械セクターにはプラス材料。特に両銘柄については信用売り残が買い残を上回る売り長の状態にあるほか、日証金では株不足により逆日歩がついており、買い戻しによる株価上昇効果が期待できる局面にある。

■インフォマート <2492>  1,504円  +24 円 (+1.6%)  本日終値

インフォマート<2492>が5日ぶりに反発。午前11時ごろ、同社が提供する「BtoBプラットフォーム 請求書」の利用企業数が35万社を突破したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社では15年1月、企業間における請求書の受け取り・発行業務を紙から電子化する「BtoBプラットフォーム 請求書」のサービス提供を開始し、現在では日本の上場企業の約70%に利用されているという。同社では今後も企業間における請求書の電子化を推進するとしている。

■富士電機 <6504>  3,410円  +35 円 (+1.0%)  本日終値

富士電機<6504>がしっかり。この日、Jパワー<9513>から地熱発電設備一式を受注したと発表しており、これが好感された。今回受注したのは、宮城県大崎市の鬼首地熱発電所に関する発電設備全体の設計、調達、製作、建設を一括請負するというもの。なお、同発電所は23年4月の稼働を予定している。

■ニトリホールディングス <9843>  16,185円  +95 円 (+0.6%)  本日終値

ニトリホールディングス<9843>がしっかり。21日の取引終了後に発表した10月度(9月21日~10月20日)の国内売上高で、既存店売上高が前年同月比13.0%増となり、3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。月度前半に、消費税増税前の駆け込み需要があったほか、「ニトリFun!ウィーク」「オーダーカーテンキャンペーン」を実施したことで、ソファやマットレスはじめとした家具及びカーテンなどのウィンドウカバリング商品、キッチン用品などが堅調だった。月度後半は増税の反動や台風19号の影響などもあったが、既存店売上高は2ケタ増を確保した。

■Genky <9267>  2,238円  -119 円 (-5.1%)  本日終値  東証1部 下落率8位

ドラッグストアを展開するGenky DrugStores<9267>が大幅に3日続落。同社は21日取引終了後に、20年6月期第1四半期(6月21日~9月20日)の連結決算を発表。営業利益は6億1300万円(前年同期比47.1%減)となり、上半期計画15億5000万円に対する進捗率は39.5%にとどまった。売上高は285億500万円(同7.3%増)と増収を確保したが、中部RPDC(リージョナル プロセス ディストリビューション センター)の立ち上げに伴う物流経費(売上原価)の増加などが利益面に影響した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

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