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前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年10月25日 5時20分

■KNTCT <9726>  1,537円 (-101円、-6.2%)

東証1部の下落率5位。KNT-CTホールディングス <9726> が3日続落。23日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、営業利益を30億円から35億円(前期比38.2%増)へ、純利益を18億6000万円から20億円(同56.4%増)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から24日は売られた。売上高は4225億円(同2.6%増)の従来見通しを据え置いたものの、主にゴールデンウィークにおける個人旅行商品の取り扱いが海外旅行、国内旅行ともに好調に推移したことが利益を押し上げるとしている。

■新光電工 <6967>  1,036円 (-41円、-3.8%)

新光電気工業 <6967> が8日ぶりに大幅反落。同社は23日取引終了後、20年3月期の連結営業利益を40億円から12億円(前期比75.2%減)に下方修正することを発表した。為替が円高傾向となったほか、サーバー市場の伸び悩みでCPU向けフリップチップタイプパッケージの高付加価値製品が低調だった。また、リードフレームも貴金属など原材料価格高騰の影響を受けた。今下期以降の想定為替は1ドル=105円(従来108円)とした。アナリストからは、「為替レートはやや保守的に変更されたが、業績の修正幅は大きく印象はネガティブ」との見方が出ている。

■東映アニメ <4816>  5,270円 (-170円、-3.1%)

東映アニメーション <4816> [JQ]が大幅反落。23日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を462億円から550億円(前期比1.3%減)へ、営業利益を120億円から150億円(同4.7%減)へ、純利益を85億円から107億円(同5.9%減)へ上方修正したが、営業利益で165億円前後を見込んでいた市場予想に届かないことで、失望感からの売りが出たようだ。上方修正は、国内外でのアプリゲーム化権販売が堅調に推移していることに加えて、上期において海外で「ドラゴンボール」シリーズや「ワンピース」の商品化権販売や「ONE PIECE STAMPEDE」の劇場公開に向けた国内のタイアップ・販促向け許諾が好調だったことが要因としている。

■SBG <9984>  4,067円 (-123円、-2.9%)

ソフトバンクグループ <9984> が3日続落。同社は23日、米シェアオフィス大手のウィーワークを運営するウィーカンパニーに対して最大95億ドル(約1兆円)の支援を行うと発表した。ソフトバンクグループは「ビジョン・ファンド」を通じてウィーカンパニーに投資しているが、今夏に米国で予定されていた同社のIPOは企業価値の急落で頓挫。ウィーワークへの投資はもくろみが外れ、金融支援が迫られる格好となったことから、急成長中の未上場企業である「ユニコーン」に積極投資しているソフトバンクグループの経営戦略に対する警戒感が膨らむ格好となっている。ただ、SMBC日興証券では23日、ウィーワーク問題に関して、長期にわたってソフトバンクグループを見てきた日本の投資家にとって「『またか』という程度の印象」とし「ニュースフローが出尽くした頃には買い戻しにより、株価水準が改善していると考えている」と指摘。同証券ではソフトバンクグループの投資評価を「1」、目標株価は6200円としている。

※24日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

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