話題株ピックアップ【昼刊】:ソニー、ぐるなび、SCSK
■ティーガイア <3738> 2,689円 +431 円 (+19.1%) 11:30現在 東証1部 上昇率2位
30日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は9%増益」が好感された。
ティーガイア <3738> が10月30日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比1.8%増の103億円となり、通期計画の185億円に対する進捗率は56.2%に達し、5年平均の42.7%も上回った。
■ぐるなび <2440> 954円 +150 円 (+18.7%) ストップ高 11:30現在 東証1部 上昇率3位
ぐるなび<2440>がストップ高に買われる人気となった。株価は前日こそ上昇一服となったものの、それまで6連騰と戻り足を強めていた。きょうはマドを開けて一気に上放れる格好となっている。20年3月期の営業利益予想を従来予想の35億円の赤字から20億円の赤字予想に損失幅が縮小する見通しを発表。これを手掛かり材料に短期値幅取りを狙った資金が集中する格好となった。
■タケエイ <2151> 1,224円 +141 円 (+13.0%) 11:30現在 東証1部 上昇率6位
タケエイ <2151> が続急騰し、年初来高値を更新した。30日大引け後に発表した20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比2.6倍の12.5億円に急拡大し、従来予想の8億円を上回って着地したことが買い材料視された。主力の廃棄物処理・リサイクル事業で再開発やインフラ整備に伴う受注が好調だったことが寄与。リサイクルセンターの安定稼働や原価低減の進展なども大幅増益に貢献した。併せて、通期の同利益を従来予想の23.5億円→28億円に19.1%上方修正。増益率が29.5%増→54.4%増に拡大する見通しとなった。
■ケーヒン <7251> 2,596円 +298 円 (+13.0%) 11:30現在 東証1部 上昇率7位
30日に発表した「ホンダがTOBを実施」が買い材料。
本田技研工業 <7267> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株2600円で30日終値を13.1%上回る水準。買い付け期間は未定。
■スミダコーポレーション <6817> 1,197円 +117 円 (+10.8%) 11:30現在 東証1部 上昇率10位
30日に決算を発表。「今期税引き前を2倍上方修正」が好感された。
スミダコーポレーション <6817> が10月30日大引け後(17:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結税引き前利益は前年同期比53.9%減の13.1億円に大きく落ち込んだ。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の9億円→18億円(前期は40.6億円)に2.0倍上方修正し、減益率が77.8%減→55.7%減に縮小する見通しとなった。
■SCSK <9719> 5,530円 +420 円 (+8.2%) 11:30現在
30日に決算を発表。「上期経常は24%増益で上振れ着地」が好感された。
SCSK <9719> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比24.3%増の203億円に伸び、従来予想の175億円を上回って着地。
■能美防災 <6744> 2,257円 +169 円 (+8.1%) 11:30現在
能美防災 <6744> が急反発。30日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の41億円→56.5億円に37.8%上方修正。増益率が2.0倍→2.8倍に拡大し、従来の4期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。防災機器の好採算案件が集中したことに加え、業務効率化による原価低減なども利益を押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の122億円(前期は116億円)を据え置いた。
■ファンケル <4921> 3,065円 +203 円 (+7.1%) 11:30現在
30日に決算を発表。「上期経常は25%増益で上振れ着地」が好感された。
ファンケル <4921> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比25.3%増の89.8億円に伸び、従来予想の75億円を上回って着地。
■オリコ <8585> 157円 +8 円 (+5.4%) 11:30現在
30日に決算を発表。「上期経常が40%増益で着地・7-9月期も70%増益」が好感された。
オリエントコーポレーション <8585> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比40.3%増の159億円に拡大し、通期計画の250億円に対する進捗率は64.0%に達し、5年平均の51.4%も上回った。
■ソニー <6758> 6,596円 +231 円 (+3.6%) 11:30現在
ソニー<6758>が大幅反発で年初来高値を更新。30日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、営業利益を8100億円から8400億円(前期比6.1%減)へ、純利益を5000億円から5400億円(同41.1%減)へ上方修正したことが好感されている。「プレイステーション4」販売台数見込みを見直したゲーム分野や、テレビの販売台数見込みを見直したエレクトロニクス分野の業績見通しを引き下げたことで、売上高予想は8兆6000億円から8兆4000億円(同3.1%減)へ下方修正したが、半導体分野で製品ミックスの改善やモバイル機器向けイメージセンサーの売り上げ見込みを上方修正したことが利益を押し上げるとしている。なお、下期の想定為替レートは1ドル=108円前後(従来想定108円前後)、1ユーロ=118円前後(同123円前後)としている。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高4兆479億円(前年同期比2.1%減)、営業利益5098億8000万円(同17.3%増)、純利益3400億900万円(同14.9%減)だった。
■イエローハット <9882> 1,779円 +62 円 (+3.6%) 11:30現在
イエローハット <9882> が続伸。30日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の44億円→61.5億円に40.0%上方修正したことが買い材料視された。10月のタイヤ値上げや消費増税に伴う駆け込み需要が収益を押し上げる要因となった。併せて、通期の連結経常利益も従来予想の114億円→119億円に4.4%上方修正。増益率が3.8%増→8.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
■タダノ <6395> 989円 -167 円 (-14.5%) 11:30現在 東証1部 下落率2位
30日に決算を発表。「今期経常を一転36%減益に下方修正」が嫌気された。
タダノ <6395> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比28.0%増の72.6億円に伸びた。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の175億円→100億円(前期は156億円)に42.9%下方修正し、一転して35.9%減益見通しとなった。
■太平洋工業 <7250> 1,453円 -200 円 (-12.1%) 11:30現在 東証1部 下落率3位
30日に決算を発表。「上期経常は一転3%減益で下振れ着地、未定だった今期配当は33円実施」が嫌気された。
太平洋工業 <7250> が10月30日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.5%減の49.3億円となったが、従来の6.6%増益予想から一転して減益で着地。同時に、従来未定としていた今期の年間配当は33円(前期は33円)実施する方針とした。
■日新電機 <6641> 1,261円 -159 円 (-11.2%) 11:30現在 東証1部 下落率4位
30日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は24%減益」が嫌気された。
日新電機 <6641> が10月30日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比16.6%増の30.1億円に伸びたが、通期計画の140億円に対する進捗率は21.6%となり、5年平均の24.2%とほぼ同水準だった。
■愛三工業 <7283> 847円 -105 円 (-11.0%) 11:30現在 東証1部 下落率6位
30日に決算を発表。「今期経常を11%下方修正」が嫌気された。
愛三工業 <7283> が10月30日大引け後(15:20)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比24.7%減の38.2億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の81億円→72億円(前期は81.8億円)に11.1%下方修正し、減益率が1.0%減→12.0%減に拡大する見通しとなった。
■ASIAN STAR <8946> 170円 +50 円 (+41.7%) ストップ高 11:30現在
ASIAN STAR<8946>は急反騰しストップ高の170円に買われている。30日の取引終了後、中国で60施設を超える病院を運営する遠東宏信医院集団及び日本や中国で経営コンサルタントを行う上海邁伊茲咨詢(上海マイツ)と戦略的提携枠組み協定を締結したと発表した。遠東宏信医院集団は現在、上海に拠点病院を建設中で、今後高い医療水準を持つ日本の医療機関との連携を実現するため、日本における医療機関への投資機会を探求しているという。これに対して、エイシアンS及び上海マイツがコンサルティングサービスを提供するほか、遠東宏信医院集団との共同投資を検討するとしている。
■UMNファーマ <4585> 447円 +80 円 (+21.8%) ストップ高買い気配 11:30現在
UMNファーマ<4585>がストップ高カイ気配。塩野義製薬<4507>が30日の取引終了後、同社の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格540円にサヤ寄せする格好となっている。塩野義は現在、UMN株式の31.08%を所有しているが、完全子会社化することでワクチン事業に本格参入するための創薬基盤を獲得するのが狙い。買付予定数は1232万850株(下限632万2000株、上限設定なし)で、買付期間は10月31日から12月12日まで。なおTOB成立後、UMNは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、これを受けて東京証券取引所は、UMN株式を10月30日付で監理銘柄(確認中)に指定している。
●ストップ高銘柄
ニチリョク <7578> 948円 +150 円 (+18.8%) ストップ高買い気配 11:30現在
FCホールディングス <6542> 964円 +150 円 (+18.4%) ストップ高 11:30現在
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
中村超硬 <6166> 1,330円 -400 円 (-23.1%) ストップ安 11:30現在
栄電子 <7567> 720円 -150 円 (-17.2%) ストップ安 11:30現在
以上、2銘柄
株探ニュース