東京株式(前引け)=米株高受け続伸も上値重い展開
31日前引けの日経平均株価は前営業日比43円94銭高の2万2887円06銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は6億5377万株、売買代金概算は1兆1936億8000万円。値上がり銘柄数は624、対して値下がり銘柄数は1448、変わらずは83銘柄だった。
きょう前場の東京市場は主力株中心に買い優勢の地合いで日経平均は続伸したが上値も重く、前引けは43円高と小幅な上昇にとどまった。前日の米国株市場ではFOMCの結果を受けて主要株価指数が揃って上昇、これを引き継いで朝方は東京市場もリスク選好の動きがみられたが、その後は中国製造業PMIが市場予想を下回ったことなどが重荷となる形で上値を押さえた。取引時間中に外国為替市場で円高が進んだことも輸出セクターにネガティブ材料となった。
個別ではソニー<6758>が売買代金トップで大幅高に買われた。ファーストリテイリング<9983>も上昇。資生堂<4911>、花王<4452>も値を上げた。ショーワ<7274>が上値追い、アルプスアルパイン<6770>も高い。ティーガイア<3738>が急騰、ぐるなび<2440>はストップ高。長大<9624>も値を飛ばした。半面、アドバンテスト<6857>が大幅安、日立製作所<6501>も大きく値を下げた。トヨタ自動車<7203>も軟調。三櫻工業<6584>が急反落、タダノ<6395>、サイバーエージェント<4751>も大幅安。