話題株ピックアップ【夕刊】(3):NSSOL、OLC、JVCケンウ

注目
2019年11月1日 15時28分

■TKC <9746>  4,680円  +105 円 (+2.3%)  本日終値

TKC<9746>が5日続伸。きょう発表予定の19年9月期決算と20年9月期連結業績予想への期待が継続していることに加えて、午前中に奈良県奈良市が実施する「スマート窓口」の実証実験へ参加すると発表したことが好材料視された。奈良市では20年10月をメドに「市民の負担軽減・利便性向上」と「職員の業務縮減」を目指して「スマート窓口」の運用を本格的にスタートする予定で、今回の実証実験はこれに先立ち実施する。本庁市民課などに「マイナンバーカードによる転入転出届の手続きをする人」と「スマートフォンにより事前に申請書を作成した人」の専用窓口を設置し、手続きなどの案内や申請書の作成を行う予定で、TKCでは、実証実験の核となるスマート窓口システムとして「TASKクラウドかんたん窓口システム」を提供し、その運用を支援するという。

■タムロン <7740>  2,400円  +19 円 (+0.8%)  本日終値

タムロン <7740> が急反発し、年初来高値を更新した。10月31日大引け後に発表した19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益が前年同期比35.2%増の48.7億円に拡大して着地したことが買い材料視された。自社ブランド交換レンズの新製品の販売が好調で、写真関連事業の採算が改善したことが寄与。車載カメラ用レンズや産業向け監視カメラ用レンズなどの販売が大きく伸びたことも増益に貢献した。併せて、通期の同利益を従来予想の59億円→67億円に13.6%上方修正。増益率が0.4%増→14.0%増に拡大する見通しとなった。

■日鉄ソリューションズ <2327>  3,715円  +10 円 (+0.3%)  本日終値

日鉄ソリューションズ<2327>が3日続伸し年初来高値を更新した。SMBC日興証券は31日、同社株の目標株価を3700円から3800円に引き上げた。投資評価の「2」は継続した。同社は29日取引終了後に決算発表を行い、20年3月期連結営業利益は272億円から295億円に増額修正された。ただ、下期計画の営業利益は前年同期比横ばいであるほか、需要環境は良好であることから、同証券では業績の更なる増額修正を予想。今3月期の同利益は300億円(前期比16.8%増)への見直しを見込んでいる。21年3月期は313億円と一段の増益を予想している。

■オリエンタルランド <4661>  15,890円  +5 円 (+0.0%)  本日終値

オリエンタルランド<4661>が反発。岩井コスモ証券は31日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を1万7000円から1万9500円まで引き上げた。新規アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」などの集客効果により主力のテーマパーク事業が想定以上に拡大している、と指摘。20年3月期の連結営業利益は上方修正された会社予想1088億円に対し1090億円(前期比16%減)と一段の増額を予想しているほか、21年3月期は1350億円への増益を見込んでいる。

■JIA <7172>  1,544円  -500 円 (-24.5%) ストップ安   本日終値

ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>がストップ安。10月31日の取引終了後に発表した第3四半期累計(1~9月)連結決算が、売上高87億8800万円(前年同期比17.6%減)、営業利益39億8000万円(同38.0%減)、純利益16億4200万円(同49.7%減)と大幅減益となったことが嫌気された。第2四半期から販売開始する予定だった、新たな組成スキームによる大型組成案件の販売開始が遅れたことが響き、主力のオペレーティング・リース事業が減少した。なお、19年12月期通期業績予想は、売上高200億円(前期比33.0%増)、営業利益115億円(同31.2%増)、純利益62億8000万円(同25.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■JVCケンウッド <6632>  264円  -53 円 (-16.7%)  本日終値  東証1部 下落率2位

31日に決算を発表。「上期税引き前が15%減益で着地・7-9月期も54%減益」が嫌気された。

JVCケンウッド <6632> が10月31日大引け後(15:15)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は前年同期比14.7%減の26.9億円に減り、通期計画の65億円に対する進捗率は41.4%にとどまり、さらに前年同期の49.3%も下回った。

⇒⇒JVCケンウッドの詳しい業績推移表を見る

■ロイヤルHD <8179>  2,548円  -193 円 (-7.0%)  本日終値  東証1部 下落率6位

31日に決算を発表。「今期経常を一転20%減益に下方修正、配当も1円減額」が嫌気された。

ロイヤルホールディングス <8179> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。19年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比19.8%減の35.6億円に減った。業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の29円→28円(前期は28円)に減額修正した。

⇒⇒ロイヤルHDの詳しい業績推移表を見る

■フジクラ <5803>  473円  -34 円 (-6.7%)  本日終値  東証1部 下落率10位

31日に決算を発表。「今期経常を一転38%減益に下方修正」が嫌気された。

フジクラ <5803> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比48.2%減の49.7億円に落ち込み、従来の24.9%増益予想から一転して減益で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の270億円→130億円(前期は210億円)に51.9%下方修正し、一転して38.2%減益見通しとなった。

⇒⇒フジクラの詳しい業績推移表を見る

■スパークス・グループ <8739>  252円  -16 円 (-6.0%)  本日終値

31日に決算を発表。「上期経常が4%減益で着地・7-9月期も19%減益」が嫌気された。

スパークス・グループ <8739> が10月31日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比4.4%減の18.6億円に減った。

⇒⇒スパークス・グループの詳しい業績推移表を見る

■NTN <6472>  319円  -20 円 (-5.9%)  本日終値

NTN<6472>が大幅反落。10月31日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を6900億円から6800億円(前期比7.3%減)へ、営業利益を150億円から100億円(同62.9%減)へ、純利益を30億円から5億円(前期69億5800万円の赤字)へ下方修正したことが嫌気されている。米中貿易摩擦の影響などにより、自動車市場向けを中心に客先需要が想定以上に低減していることが要因という。また、業績予想の修正に伴い、従来中間・期末各7円50銭の年15円を予定していた配当予想について、中間・期末各5円の年10円に引き下げるとあわせて発表しており、これも売り材料視されている。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高3344億9300万円(前年同期比9.6%減)、営業利益44億8600万円(同70.8%減)、純利益11億3400万円(同86.1%減)だった。

■Tホライゾン <6629>  529円  +80 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値

テクノホライゾン・ホールディングス <6629> [JQ]がストップ高。10月31日大引け後に発表した20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比2.5倍の7.5億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。教育ICT化が進展するなか、事業譲受で新たに開始した電子黒板事業が大きく伸びたうえ、主力の書画カメラや業務用ドライブレコーダーも堅調に推移し、32.4%の大幅増収を達成したことが寄与。通期計画の12億円に対する進捗率は62.8%に達しており、業績上振れが期待される状況だ。

■イマジカG <6879>  667円  +100 円 (+17.6%) ストップ高   本日終値

IMAGICA GROUP<6879>がストップ高。同社は10月31日取引終了後に、20年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業損益が2億7500万円の黒字(前年同期は7億1000万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。売上高は474億2200万円(前年同期比13.2%増)で着地。実写とアニメともに劇場映画作品の制作規模の拡大及び件数が前年同期に比べて増加したほか、テレビCMや音楽ライブ収録も案件数が拡大したことを背景に、映像コンテンツ事業が伸びたことなどが寄与した。なお、通期業績予想は売上高950億円(前期比5.0%増)、営業利益16億8000万円(同81.0%増)とする従来計画を据え置いている。

■クリナップ <7955>  683円  +100 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値

住設機器大手メーカーのクリナップ <7955> がストップ高。10月31日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3.3億円→22.5億円に6.8倍上方修正したことが買い材料視された。回復基調にあった持ち家の新設住宅着工戸数が足踏みしたものの、消費増税前の駆け込み需要が追い風となり、売上高が計画を上回ったことが寄与。原価低減や販管費の削減を進めたことも利益を大きく押し上げた。併せて、通期の同利益も従来予想の11.5億円→25億円に2.2倍上方修正した。

●ストップ高銘柄

UMNファーマ <4585>  527円  +80 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値

ニチリョク <7578>  1,098円  +150 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

EduLab <4427>  4,890円  -1,000 円 (-17.0%) ストップ安   本日終値

など、2銘柄

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