グンゼが上げ足加速、半導体向けエンジニアリングプラスチックに回復期待
グンゼ<3002>が大幅高で6日続伸。株価は一時14.2%高の5470円まで上値を伸ばし、2月27日に付けた年初来高値5240円を更新した。肌着メーカー大手だが、フィルムなど非繊維事業を強化し第2の収益の柱として育成している。5日取引終了後に発表した19年4~9月期売上高は710億2700万円(前年同期比3.6%増)、営業利益が32億9000万円(同1.0%増)と増収増益を確保した。コンセンサス(営業利益31億5000万円)も上回った。インナーウェアの差異化商品やスポーツ商品が順調だったほか、半導体市場低迷の影響を受けたエンジニアリングプラスチックなどの非繊維事業の減益が続いたものの、減益幅が縮小している。今後半導体市況の回復に伴う業績拡大に期待する形で買いが流入しているようだ。
最終更新日:2019年11月06日 14時01分